トマトの種蒔きから定植作業までのトマト3年目の作業です。毎年同じように育てたつもりが生育状況は毎年違うので単純作業にならない点が自然相手の難しい点だとおもいます。
昨年はトマトが実ってからの雨は大敵でした。露地栽培ですので雨の水分を吸ったトマトは急に成長して膨らみ、果肉の成長速度に対して表皮の成長が間に合わずに果実は割れてしまいました。
ビニールマルチを敷かずに植え付けていましたので、雨はそのままダイレクトに根っこまで浸みていきました。途中からマルチを地面に敷いてみましたが隙間が多くて期待する効果は少なかったと思います。
今年は初めてマルチを敷いてトマト苗を定植してみます。
写真は、プラグトレー苗をポット上げして成長したアイコトマト黄色の苗です。
アイコトマト苗(5月4日)
トマトの発根種の種まき 3月5日
トマトは発芽までの日数が掛かり発芽が失敗しやすかったので、今年は予め濡れタオルで種を包んで数日間湿らせて白い根を発根させた種を、3月5日に128穴プラグトレイに蒔きました。
このやり方で蒔いてから発芽率が改善することができたので、私はトマトの栽培を始めてからずっと同じ方法でやっています。
播種後の水やりは、二日に一度位のペースで表面が乾き始めたらジョウロで散水を行います。また浅い水槽に水を張ってプラグトレイを浸してトレイの底からの給水を1週間に一度行いました。
発芽 3月19日
発芽したのは3月19日で、ビニールハウスの中に保管した状態で、種蒔きから発芽まで2週間かかりました。
発根した種を蒔いても随分と日にちが掛かりました。この間に水を切らすと発芽しないので毎日チェックが重要です。
アイコトマトの発芽 3月19日
トレイ苗をポットに移植(ポット上げ) 4月7日
プラグトレイの苗に本葉が4枚付きました。種蒔きから1か月経過しました。
トマトの茎は他の野菜の苗よりも茎が長く育って徒長した様に見えます。水が多すぎると徒長しやすいので太陽の沈む夕方の散水は厳禁です。
プラグトレイに種蒔きするメリットは、発芽した苗だけを移植して少ないポット数で苗を大きく成長させれば済むことです。私の場合は、苗の植え付け数量も少なく、発芽させるのが上手ではないので、始めからポットに種蒔きするよりもプラグトレイの方が使用する培土のランニングコストが抑えられて、ポット栽培を効率良く栽培できました。
しかし、プラグトレイで発芽して本葉が出た苗はサイズ的に定植にはまだ早いので畑への定植はまだ行わずに、7cmポットに移植(ポット上げ)して定植できるサイズまで大きくを成長させています。
9㎝位のポットだと根張りもよく育つと思うのですが、培土の使用量もかさむので7cmで行っています。何かとプアマン週末ファーマーです。
ポット上げする前のプラグトレイ苗
セルトレイ苗の状態
ポットに移植するポット上げの時期は根っこがセルの中で白く回らないうちに行っています。
ピンセットで苗を挟んでセルトレイの穴から取り出すと土がバラバラにならないで位がちょうど良いです。下の写真の様にひげ根が出始めて土を掴んでいる事が分かります。
キャベツや白菜などと比べるとヒゲ根の量が少ないです。白菜などは本葉が4枚出た状態では白いヒゲ根が張って培土をしっかり掴んでいますが、トマトはやっとヒゲ根が出た位の状態です。
ポットに移植(ポット上げ) 4月6日
セルの苗をピンセットで掴んで取り出す
ポットに半分位の培土を入れてから、苗を右手のピンセットで掴みます。
プラグトレイの苗をピンセットで掴んだ状態
ポットの培土の準備
左手の親指で培土を押さえて苗が入る穴を親指で形成し、右手で持った苗を穴に落とし込みます。
親指で苗を押さえて固定し、苗の周りのポットの隙間に準備した培土を落とし込んで苗を固定します。この時、苗の周囲の全てに培土が入るように左手の親指でセルトレイの培土の塊を軽く押さえてポットを回転しながら培土を周囲の隙間に落とし込みます。
慣れないとセルトレイの穴の培土を崩してしまいやすいですが、苗に付いている培土を軽く押さえて苗を固定することがポイントです。
ポットに入れた苗を押さえて培土を隙間に入れる
ポットに移植した苗が自立
セルに付いて来た培土はすっかり隠れています。ポット内で苗が中央に配置されるように培土を軽く押さえて苗を固定します。
ポット上げ作業を完了しました。
畝はロータリーを掛けた後に直ぐに作ったので土が柔らかいです。
写真の様に苗はポットの中で自立します。
ポット上げが完了した苗
苗はセルトレイからポットに移植された際にグッタリして萎れかかりますが、この後たっぷりと散水してやると翌日には真っすぐに上を向いて元気になります。ポットが倒れないように注意して保管します。
ポット上げ完了直後
ポット苗の状況 5月4日
ポット上げしてからほぼ一か月、すっかり元気に大きく成長しました。
定植はまだ行いません。定植は黄色い花やつぼみが付いてから行います。
理由はトマトの果実は茎に対してどの果実も同じ方向にできますので、咲き始めた花や蕾を畝の外側に向けて定植すると畝の外に向かって生るので、トマトの収穫作業が楽になります。
後から付く2段目以降も同じ方向に果実が付きますので、これを外側にして植え付けを行い摘み取りやすいように定植します。
植え付け前のアイコトマト赤色の苗(5月4日)
定植 5月15日
5月15日には黄色い花が付いた苗が増え、植え付け向きが統一できるようになったので植え付けを行います。苗の丈は30cm以上に成長しました。徒長しないで良い状態の苗が出来ました。
盛り土した畝を立てて、穴無しマルチを張りました。マルチに2条に株間は50cmにしました。
写真は、植え付け穴をマルチに50cm間隔で開けてから苗を配置した状態です。
左側の畝はジャガイモで、葉っぱが茂ってシャシャリ出てきました。トマトが赤くなる頃はジャガイモは掘り上げを完了しているのでシャシャリ出るのは今だけです。
植え付け前の畝
手で土に植え付け穴を開けたら、ポットから取り出した苗をそっと入れます。
ポット培土の高さをマルチの高さに合わせましたが、最後に苗を上から軽く押さえて馴染ませようとしたらポット培土の上面が畝のマルチより少し凹んでしまいました。
トマトが熟す頃まで凹みが残っていると雨水が集まって果肉割れが発生しやすくなるので、苗が活着したら畝の外の土を株元に被せて凹みをなくして水がたまり難くします。且つマルチの防水効果で雨水の給水量を調整しようと思います。
植穴にトマト苗を植え付ける
支柱を立てる 5月15日
苗の丈が40㎝位になっているので、植え付けたままでは風に当たると折れてしまいます。定植と同時に誘引支柱を立てて、誘引まで一機に作業を行いました。
構造は直方体にする
支柱構造は2条植えした苗を囲む直方体になるように誘引支柱を立てます。
中央が尖がっている合掌作りにはせず、支柱は苗から10cm位離して垂直に地面に挿しこみます。
畝の長手方向の両端面と中間点には太い支柱で構成した直方体ができ、畝に直角方向に歪まないようにするためイボ竹をX字型にクロスしてトラス構造の支えを作り揺れ難くい構造にします。
また畝と平行方向に揺れて歪まないように同様にイボ竹で支えを立ててトラス構造にしました。
支柱の上端には長手方向の水平にイボ竹を渡して固定し水平梁を作り、苗毎に立てた誘引支柱の上部を水平梁に縛り固定します。
これで支柱構造がしっかりして押しても引いても揺れない、且つ強風が吹いても壊れない誘引支柱が出来ました。














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