【きゅうり】. 種まき~植え付けとネット張り

2022年5月28日土曜日

キュウリ 種まき

やはりキュウリは植えないと夏の野菜作りは始まりません。ガブリとかじった時の醍醐味はたまりません、夏野菜の代表です。種まきと植え付けをまとめます。


3回に分けて時期をずらして種まきの予定が大分ずれてしまいました。

一回目が高温やけどしたみたいで一時期ぐったりしてしまいました。慌てて2回目を急遽蒔きましたが、その後1回目の苗が復活してきたので、初回と2回目が接近した日取りになってしまいました。


キュウリネット張りは今年で3回目、ネットの上下端の緑色のネットにマイカ線を通して一機にネットを張り巡らす時は気持ちの良い作業です。




種蒔き, 3月24日

種は濡れた生地に入れて発根させました。生地はスーパーマーケットの発砲スチロールトレイに入れて待ちます。数日後に発根しました、これをセルトレイ培土に種まきします。


セルトレイに入れた培土に割りばしで穴を開けて種の発根部を下側にして種まきします。

培土はカスタマイズしてあります。
ホームセンターの1袋\880円の培土に、ケイカル、バットグアノ、もみ殻燻炭を配合してあります。昨年の実績では徒長しにくく丈夫な苗が出来たので同じようにカスタマイズしました。
水をタップリ撒いて新聞紙を掛けて発芽を待ちます。


苗の状況, 4月14日

種は1週間も待たずに発芽しました。100%の発芽率でした。
下の写真は発芽後、本葉が付き始めた頃の4月14日の撮影です。
葉っぱの色が深い緑色をしています。しかし窒素の効き過ぎになっているわけではなく、徒長せず太い茎の苗に成長し本葉が付き始めました。イイ感じの苗に育っています。


苗のポット上げ,  4月14日

上の写真を撮影した苗をセルトレイからポットへ移植します。セルトレイが発芽の管理が行いやすいのでトレイで発芽させて、ポットで大きく育てて定植します。

ひげ根が出始めてセルトレイの培土が崩れ落ちない程度の生育で且つ、白い根がグルグル回り始める前に行います。
本葉が出始めたらすぐにポット上げを行う位が調子良く育つ様に感じています。ポットに移植すると根の張りが良くなるので茎が太くなり大きな苗に育ててから定植を行います。


ピンセットで摘まむ

ピンセットは先の尖がっていない物、少し丸くなっている物がセルトレイの樹脂に刺さらず苗を扱いやすいです。
セルトレイから1株毎にピンセットで摘まんでポットへ移植します。


ポットに移植

ポットに培土を半分位入れてから、親指で苗を入れる穴を開けておきます。
開けた穴にピンセットで摘まんだ苗をそっと落とし込みます。

写真は苗を培土の穴に落とし込んだ状態です。
苗からピンセットを抜いて、写真の状態の様に左手の親指で苗を押さえておいてポットの隙間に培土を右手で入れていきます。
ポットを回しながら培土を入れていくと苗が垂直になるように植え付けしやすいです。


培土が苗の周りに入ってから、両手の親指で培土を均一に整地しながらポットを回転して苗が垂直に植え付けられるように培土を押さえて固定します。



定植1回目、 4月30日

ポット上げを行ってハウス内で調子よく育苗していましたが、水を撒けなかった日が1回あった為に数株が枯れてしまいました。
残った株を定植しました。

畝紐を張って株間50㎝で定植しました。
この畝には既に3月から落ち葉堆肥、ボカシ肥糧、苦土石灰、鶏糞が元肥として入っており今までに4,5回ロータリーで耕うんしてあります。
植え付け当日は牡蠣殻石灰を撒いてロータリを掛けてから畝立を行いました。
昨年まではナスとキュウリは植え付け列の下に溝を掘って落ち葉堆肥を埋め込んでから植え付けましたが、今年は3月に鋤込みをしたので省きました。

誘引支柱とキュウリネット張りは、茎が伸びて来てから行います。

定植2回目,  5月15日

2回目の苗が定植時期になりました。
2週間シフトして同じ畝の続きに定植します。奥側の半分が1回目、手前側が2回目の定植分です。
1回目の苗は高温やけどで一度ダウンして復活した苗なので苗のサイズは2回目と大した差は見られません。



誘引ネット張り,  5月28日

苗が伸びて大きくなって、地面を這い出してきました。
誘引支柱を立ててキュウリネットを張りました。 1.8x18メートルのキュウリ用ネットを張ります。

ネットの端末処理

キュウリネットの端末(右手で持っている箇所)は、格子の結び目毎に10㎝位の紐がカットされたまま付いています。このカットされた紐を誘引支柱の周りを一回り(写真では支柱の左側から奥側を廻って右側に回し手前側で処理します)して左手で持っている一つ手前の格子の結び目に縛り付けます。
これで支柱に綺麗に取り付けられます。

端末処理後

支柱に取り付けられたネットの様子。
写真はまだ少し弛んでいますが、最終段階で弛みが無いように張っぱります。


上段、下段

キュウリネットはネットの上下端が緑色になっています。上下の固定はその緑色のネットに水色のトンネル紐を通して張っていきます。上側は支柱梁に引っ掛けて固定します。
下側は、緑のネットに通した水色のトンネル紐を地際で支柱に縛り付けて固定します。


ネットの弛みをないようにネットを張る

キュウリネットの弛みが無いようにネットを引っ張って菱形の網目模様が綺麗になるようにします。
写真の手前側にネットを引っ張って束ねて支柱に縛り付けてあります。
ネット菱形が綺麗に並んだら、地上80㎝位の高さでネットを支柱に紐で縛り付けておきます。キュウリの茎が這い上がってきたときにネットがずり落ちない様にまた、風でネットが揺れない様にするためです。

苗の誘因

苗をネットに誘引紐で緩めに縛り付けます。茎の周りで誘引紐をクロスしてからネットに固定します。

           


完成

支柱とネットを上から撮影しました。

支柱は19φのイボ竹を使いました。大体1.8m 間隔で支柱を立てました。
畝の途中に斜めに支柱を立ててトラス構造にして支柱の揺れを防止しています。
水平梁は19φの鋼管パイプを固定金具で取り付けてあります。この水平梁にはキュウリネットの上部の緑色の紐に通したマイカ線を固定してネットを張っています。


一連の作業をまとめました。 作業の一区切りが処理できました。



Powered By Blogger

Translate

QooQ