やはり、キュウリを植えないと夏の野菜作りは始まりませんね。ガブッとかじった時の醍醐味はたまりません。畑4年めでキュウリも4年目の種まき、植え付けとネット四角形の張り方です。
収獲を長く続けたいので、苗を3回にづらして分けて作るつもりでしたが種まきの予定が大分ずれてしまいました。
一回めの苗が高温やけどしたみたいで一時期ぐったりしてしまいました。慌てて2回目を急遽蒔きましたが、その後1回目の苗が復活してきたので、初回と2回目が接近した日取りになってしまいました。
キュウリネット張りは今年で4回目、ネットの上下端の緑色のネットにマイカ線を通して一機にネットを張り巡らす時は気持ちの良い作業です。
マイカ線をネットの上下に通して拡げていきます
発根種を蒔く1番苗 3月24日
1番苗はまだ肌寒い時期の種まきの為、種は濡れたタオル生地に挟んで発根させてから蒔きます。種を挟み込んだタオル生地をスーパーマーケットの発砲スチロールトレイに入れて暖かい室内で保管して発芽まで待ちます。
数日で発根するので湿気を切らさない様に注意します。この発根した種をプラグトレイ培土に種まきします。
写真は種から白いヒゲが伸びて発根しているのが分かります。
発根種
発根種をプラグトレーに蒔く
プラグトレイに入れた培土に割りばしで穴を開けて、種の発根部を下側にして種まきします。種まき後に培種が見えなくなる程度に薄く覆土して、散水後に新聞紙か寒冷紗を掛けてビニールハウスに保管し発芽を待ちます。
当園には育苗の加温器は無いので原始的な方法で1番苗の発芽を行いました。2番苗からは気温も上がって来るので発根無しでプラグトレーに種まきして発芽させます。
プラグトレーの培土はカスタマイズしました。
ホームセンターの1袋900円程度の花用培土を篩で篩って大きな塊類を取り除き、更に、ケイカル、バットグアノ、もみ殻燻炭を配合してあります。昨年の実績では徒長しにくく丈夫な苗が出来たので今年も同じようにカスタマイズしました。
発根種を蒔き、上に薄く覆土します
苗の状況, 4月14日
種は1週間も待たずに発芽しました。100%の発芽率でした。
下の写真は発芽後、本葉が付き始めた頃の4月14日の撮影です。
葉っぱの色が深い緑色をしています。しかし窒素の効き過ぎになっているわけではなく、徒長せず太めの茎の苗に成長して本葉が付き始めました。イイ感じの苗に育っています。
1番苗の発芽
苗のポット上げ, 4月14日
上の写真を撮影した苗をプラグトレイからポットへ移植します。プラグトレイが発芽の管理が行いやすいので先ずトレイで発芽させて、ポット移植して大きく育てて定植しています。
ポットに移植することを私はポット上げと呼称しています。
下の写真で、ひげ根が出始めてセルの培土が崩れ落ちない程度に生育して且つ、白い根がグルグル回り始める前に行います。
本葉が出始めたらポット上げを行う位が調子良く育つ様に感じています。ポット上げした後は根が張り茎が太くなるので、ポットで大きな苗に育ててから定植を行います。
ピンセットで苗を摘まむ
プラグトレーの苗を挟むピンセットは、先の尖がっていない物、少し丸くなっている物がセルの樹脂に刺さらず苗を扱いやすいです。
プラグトレイから1株毎にピンセットで摘まみ出してポットへ移植します。
苗をピンセットで挟み取り出した状態
ポットに移植
- ポットに培土を半分位入れて、親指で培土を片方に寄せて苗を入れる穴を開けておきます。
- 苗は寝かせてポットに入れると作業が楽なので、培土を寄せた穴を上方にして掌に持ちます。
- 開けた穴の培土は苗のベッドになる感覚で、その上に苗を寝かせる様にピンセットで摘まんだ苗をそっと入れ込みます。
4.苗からピンセットを抜いて、写真の様に左手の親指で苗を押さえておいてポットの隙間に培土を右手で入れていきます。ポットを回しながら培土を入れていくと苗が垂直になるように植え付けしやすいです。
苗をポットの培土の上に寝かせるように落とし込む
培土が苗の周りに入ってから、ポットを両手で持ち両方の親指で培土を均一に整地しながらポットを回転して苗が垂直に植え付けられるように培土を押さえて固定します。
培土を入れて苗を垂直に立てる
定植
1番苗の定植 4月30日
ポット上げを行ってハウス内で好調に育苗していましたが、水を撒けなかった日が1回あった為に数株が枯れてしまいました。
可哀そうでしたが残った株だけで定植しました。
この畝には既に3月に落ち葉堆肥、ボカシ肥糧、苦土石灰、鶏糞を元肥として入れて今までに4、5回ロータリーで耕うんしてあります。
植え付け当日は牡蠣殻石灰を撒いてロータリを掛けてから畝立を行いました。以前、植え付け後に葉っぱの淵が黄色くなることがあってカルシウムを追加して淵の黄化を修復出来たので予防の為カルシウム成分を入れました。
畝紐を張って株間50㎝で定植しました。
昨年までナスとキュウリは、植え付け列の直下に溝を掘って落ち葉堆肥を埋め込んでから植え付けましたが、今年は3月に鋤込みをしたので直下の落ち葉堆肥追加は省いてみました。
篠竹を60cm位にカットして苗の傍に斜めに挿しこんで誘因しておきました。
誘引支柱とキュウリネット張りは、茎が伸びて来てから行います。
キュウリ1番苗の定植。 篠竹で支柱をたてて誘因
2番苗の定植 5月15日
2番苗の苗が定植サイズになりました。
2週間シフトして同じ畝の続きに定植します。奥側の半分が1回目、手前側が2回目の苗です。
1回目の1番苗は、ハウス内の高温やけどで一度ダウンしたので、慌てて2番苗の種まきをしました。その後1番苗は復活したのですが成長が中断したのでサイズは2週遅れの2番苗と大した差は見られません。
2番苗にもネットを張るまでの補強として篠竹を挿して誘因しておきました。
キュウリ2番苗の定植。 篠竹で支柱をたてて誘因
支柱建て、誘因ネットを四角形に張る 5月28日
苗が伸びて大きくなって、地面を這い出してくるものが出て来ました。
支柱を立ててサイズ1.8mx18mのキュウリ用ネットを張ります。
キュウリネットの張り方全般の流れ、各工程の作業の詳しい説明については、
↓
昨年2021年の3年目のネットの張り方 に掲載いたしましたのでご覧ください。
今年も昨年同様の手順で張りました。
鋼管パイプ立てやマイカ線のネットのキュウリネットへの張り方などは昨年の投稿記事をご参照頂いて、今年は後半部分の昨年説明の少なかった手間のかかる作業を掲載します。
ネット端末の縛り方
昨年の投稿では、この端末処理の解説が少なかったので今回は写真付きで投稿します。
キュウリネットの端末(右手で持っている箇所)は、格子の結び目毎に10㎝位の紐がカットされたまま余剰紐として付いています。
このネット端の余剰紐を持って誘引支柱の周りを一回り(写真では左側から支柱の奥側を通して右側に回して手前側で処理しました)して左手で持っている一つ手前の格子の結び目に縛り付けます。
この作業を上から順番に結んでいきます。こうするとネットの端は支柱に綺麗に取り付けられて、拡げた時のネットのひし形が奇麗に広がります。
ネット端の縛り方(支柱を一周してから縛る)
端末処理後
支柱に取り付けた直後のネット端の様子。
写真はまだ少し弛んでいますが、最終段階で弛みが無いように引っ張りながら調整します。
支柱を1周して処理したネット端末
ネットの上段、下段を固定する
キュウリネットはネットの上下端が緑色で区別されて作業がやりやすいようになっています。上下の固定はその緑色のネットに通したマイカ線と一緒に、ネットの張り具合を見ながら支柱に固定していきます。
ネットの下段を地際で固定してないと、風が吹いたときにネットが風に煽られてキュウリ苗が根こそぎ引っ張られてしまいます。
ネットの下側を地際に固定すると、ネットの横幅は引っ張られて短くなるのでネットは最初緩く張っておいて、下側を固定して全体の張り具合を調整します。
上側は支柱梁に引っ掛けておき、張り具合が決まってから紐で固定します。
写真は、下側の緑のネットに通した水色のビニル紐でマイカ線と一緒に地際で支柱に縛り付けて固定しています。
地際のネットの浮き防止処理
ネットの弛みをないようにネットを張る
キュウリネットの弛みが無いようにネットを引っ張って菱形の網目模様が綺麗になるようにします。
張終わった最後のネット長さの余剰部分は引っ張って束ねて縛って支柱等に縛り付けます。
ネットの菱形が綺麗に並んだら、地上80㎝位の高さでネットを支柱に紐で縛り付けておきます。こうすると風でネットが膨らみ難くなり、キュウリの茎が這い上がってきたときにネットのずり落ちを防止できます。
ネットを張るとひし形が奇麗に拡がる
支柱を一周して余ったネットは、まとめて紐で束ねて縛っておきました。
ネット余剰部分を束ねておきます
苗の誘因
苗をネットに誘引紐で緩めに縛り付けます。茎とネットの間で誘引紐をクロスして8の字状にしてからネットに固定します。
キュウリ苗をネットに誘因
完成
支柱とネットを上から撮影しました。
四隅の鋼管パイプはトマト用のアーチパイプを垂直に建てています。
中間の支柱は19φのイボ竹を使いました。大体1.8m 間隔で支柱を立てました。
畝の途中には畝に直交するように斜めに支柱をクロスして立てて、トラス構造にして支柱の直交方向の揺れを防止しています。
水平梁は19φの鋼管パイプを太い針金製の固定金具で取り付けてあります。この水平梁にはキュウリネットの上部の緑色ネットに通したマイカ線を固定してネットを張っています。
今年の四角形のネット張り完了
育苗~植え付け~ネット張り まで一連の作業をまとめました。
ご覧いただきましてありがとうございました。
お気に召していただけましたら、
昨年、一昨年のキュウリ育苗の投稿は以下のリンクでご覧いただけます。
昨年、一昨年のキュウリ育苗の投稿は以下のリンクでご覧いただけます。

















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