【土壌】. 天地返し 毎朝すこしづつ作業

2022年2月11日金曜日

土壌

ジャガイモ予定地と大根の予定地を天地返しを行いました。昨年、天地返しをした畝は栽培が上手く出来て味の良い野菜が採れたので今年もやってみます


土壌の天地返しは、畑の土をシャベルで深く掘り返して深層と上層の土を入れ替える作業をひたすら続けます。平日の作業として行うのは時間がもったいないので朝の見回り時間に行うのですが、今頃は夜が明けるのが6時30分頃で、6時10分頃には西の空が赤く染まって来るのでそこを狙って作業を開始します。

 


夜明けとともに作業開始, 2月5日

開始後、10分でこれだけ終わりました。まだ夜明け前なので、写真も少し霧の中で撮影したように見えます。シャベルが立っていますが、ごく普通の作業用のシャベルです。
右側にはネギの残り、左側には青いダンポールのアーチの中に直播きした九条ネギ、左手奥には芽キャベツの残りが見えます。


天地返し、こんな風にやってます

1.シャベルを地面に突き刺す位置に立てる

シャベルの奥行サイズよりも少な目の土の幅が適量です。写真のように20㎝位の幅で新しく掘り返す土の幅を決めると、土を反す際の重さも適量になります。

天地返しは、畝に直行するようにシャベルで返していきます。 幅20㎝位の幅で畝に直行して少しづつ土を掘り返していく作業です。
写真は畝の端の位置で、以下の2~5の作業を次々に繰り返して低地返し作業を行っていきます。

2.シャベルの肩に両足で乗り、シャベルを土に挿し込む

シャベルの赤い取っ手に両手で掴んで、片足づつシャベルの肩に乗せて最終的に両足で肩に乗ります。膝を数回曲げ伸ばしをして体重を掛けてシャベルを土に挿し込んでいきます。

シャベルの金属部の長さは30㎝位ありますがロータリーで耕してある土の深さは凡そ20㎝位の深さなので、シャベルの肩が地面から少し見えている(握りこぶし位出ている)位置まで挿し込めた深さに相当します。
天地返しではこの深さより深くシャベルを挿し込みますが、下の土は固いので更に深く突き刺すために以下の様に行います。

・赤い取っ手を両手で掴んだままでシャベルの肩に乗った状態で行います。足の踵は地面にほぼ着地しているので体のバランスを取りながら行います。

・次に、シャベルの取っ手を30㎝位前方に倒してから再び元の位置に戻す動作を数回繰り返すとシャベルは土の中に楽に挿しこめます。
更にシャベルの柄が真っすぐ立っている位置で膝を少し屈伸すると体重をシャベルにかけられるのでシャベルはグングンと土に刺さっていきます。

・シャベルの肩は見えなくなる位土の中まで入っていきます。


3.シャベルの取っ手を手前に倒して土を浮かす

土を浮かす作業はシャベルから降りて作業します。

・赤いシャベルの取っ手を手前に倒すように引っ張り、シャベルの柄を45度くらい傾けます。
・次に、取っ手を下方に押して地面近くまで押し下げます。するとテコの原理でシャベルで掘られた土が盛り上がって来ます。
・地面に近いシャベルの柄を一方の手で持ち、他方の手で赤い取っ手を持ちシャベルで掘った土を上に持ち上げます。



4.シャベルに乗った土を反す

シャベルに乗った土を地面からいったん浮かしたら、シャベルの表と裏を反転しながら掘り上げた土を掘った穴に落とします。
腰に負担がかかるので腰を痛めないように膝の折り曲げを効果的に利用して、腰を曲げた状態で掛かる負荷を軽くするように気を付けます。

穴に落とす時に、深層の土が上側に来るようにシャベルを少し穴の先に落とすと、天地返しが綺麗にできます。

疲れたら休みながら作業します。 
朝陽が上がってきました。6時45分頃にはシャベルを地面に着いて休んでいる姿が長く地面に移りました。
初日は畝の3割位を掘り返して終わりました。


2日目作業, 2月7日
1日間を置いて、2日目の天地返しは2月7日に行いました。前回の続きから開始して、今日も畝の長さの1/3位を天地返しをしました。色の変わっているところが今日の実績分です。
朝の見回り時間では、準備などをしてから開始すると30分位の作業時間が限界です。


3日目作業,2月8日
2日連続して天地返しの作業を行い畝を1本終了しました。色が黒くなっているところが今日の天地返しのエリアです。
今日のエリアには所々に黄色い土が見えます。今までロータリで耕された事の無い深さの土で少し粘土質の土のがシャベルの先端に乗って現れました。天地返しの効果が現れました。


明らかに色の違う土が深い層から現れました。少し黄色っぽいです。


大根用地の天地返し

2月10日の朝は雪の予報でしたが、朝の雪は降らず少し小雨が降ったのち、一旦止んで昼前から雨が降り出し午後からは雪でした。
大根を予定している畝の天地返しは、2月10日の朝の雨が止んでいる間に畝の半分を終わらせ、残りを翌日2月11日の朝に作業しました。

2月11日は建国記念日で祝日です。
雪が解けた後のため少し水分を吸った土はシャベルに付着し土に挿しこむ作業が大変でしたが、1時間ほど掛けて残り半分を完了しました。
やはり畝の南側は2月8日に作業した隣の畝と同様に少し黄色っぽい土が現れました。この付近は苦土石灰と肥料を少し多めに施して耕す予定です。
写真は2本めの天地返しを行った畝(B8)です。暫く放置して寒さに当てます。


完了 2月11日

2本の畝を天地返し完了しました。(B6,B8エリア)
2本の畝の間には未だネギが残っています。自家用ネギのため耕すまでには暫く時間が掛かりそうです。





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