【土壌】. 無料の腐葉土堆肥 

2022年1月6日木曜日

設備・資材 土壌

無料で堆肥を作ります。落ち葉は無料で入手できるのです。中古の雨戸で枠を作り、その枠の中に落ち葉を入れて踏み固めて貯めていきます。


新年2番目の仕事は落ち葉堆肥作り, 1月6日

お正月休みの内に落ち葉堆肥土作りをします。
落ち葉は”ドングリの木”として有名な椚(クヌギ)の落ち葉を使います。油分が少なく腐葉土に適しています。冬に近づいて寒くなると紅葉して北風にあおられて舞い落ちてきますので昨年の暮れから近くの公園の落ち葉を集めておきました。

前回の落ち葉堆肥作りは3年前で(2019秋)で、畑の中に大きな穴を掘って今回よりも大量に作りました。畑の中なので運搬する際に便利だと思ったからですが、畑に穴を掘ったのは私だけではありませんでした。
なんと、モグラも穴を掘っていました。彼らはどこから来たのか分かりませんが腐葉土の穴の周囲に盛り土したところにトンネルを掘って拠点にしていたようでした。この堆肥は2年間かけて少しづつ使ったので、その間は周りを耕すことも無くこの場所はモグラにとってはかなり閑静な住居になったのでしょう。
という理由で、畑の中に腐葉土置き場を作るのは一度限りで止めることにしました。今年は普段の畑での作業で良く通るエリアに穴を張らずに地上に設置することにしました。

材料

落ち葉堆肥は、落ち葉腐葉土とも呼ばれます。
材料は、ドングリの木の落ち葉、米糠、水で作ります。
米ぬかの中の微生物が落ち葉を腐植してくれて堆肥ができます。


落ち葉腐葉土入れ

落ち葉堆肥の保管用の枠は、古材の雨戸を古物屋さんで1枚\600円で仕入れて組み立てました。0.9x1.8m、0.9x1.4mのサイズをそれぞれ2枚使用です。
物置小屋で使った鋼管パイプの短いのが4本残っていたので、枠の3面を押さえるように地面に打ち込みました。
正面の1面はパイプの固定は使わず開放できるようにしておきます。落ち葉の切り返しの時に雨戸を外して解放して切り返し作業を行う計画です。
雨戸にはパイプに合わせた位置にドリルで小さなを開けて雨戸が動かないように針金で縛り付けました。 
更に2つの雨戸の重なるコーナーの部分にも穴を開けて2枚の雨戸が開いてしまわない様にしっかりと合体しました。


落ち葉集め

落ち葉腐葉土作りは今回で3回目なので落ち葉が多く落ちている場所も分かるようになり、数か所を廻って集めました。とある場所はその近所の農家の人とバッティングしているエリアで、落ち葉拾いの時期が遅れると先を越されて集まらない事もあります。

落ち葉を集めるには、熊手(写真の右下)、大き目な網の袋(90㎝程度のナイロンネットの袋)、買い物カゴの片方を切り落とした容器を使うと便利です。
熊手は、竹で出来たものを使用しています。もう今年で4年めです。
落ち葉を袋詰めするときに使うカゴは幾つか試しましたが、買い物かごを流用するのが容量や大きさ、軽さで優れていて最も効率的に作業できました。
写真の程度の落ち葉の量を5,6回集めて1つの袋に圧縮して詰め込みます。落ち葉を袋一杯に入れてから手で下まで押し込み、その上にまた落ち葉を入れて押し込む作業を繰り返します。袋に付いている紐で落ち葉の投入口を縛り出来上がりです。



落ち葉は全部で13袋集めました。
重いので両手でなければ運搬できない位の重さです。


米ぬかは、ボカシ肥糧作りでも使ったもので米の無人精米所を巡って集めてきたので落ち葉と同じように無料で入手できました。

落ち葉堆肥を作りましょう

落ち葉→ 水撒き→ 混和→ 米ぬか撒き→ 混和 を繰り返します。
1,2か月したら、切り返しを行って落ち葉を再度混和してあげると、腐植がスムーズに進みます。前回の落ち葉腐葉土は半年経過して使い始めましたが、やはり冬野菜の植え付け頃まで待ってあげるとしっかり腐植して良い堆肥になります。 

初回の堆肥作りの時は、切り返しを行って夏から使い始めました。この時は葉っぱは粉れて堆肥状に腐植し始めていました。
2回目の畑に穴を掘って作った時は、落ち葉堆肥の切り返しを行いませんでした。夏の植え付けに使ってみましたが、腐植は少し足りずまだ葉っぱが黒色化し始めた状態でした。
1年間腐植させてみると良い堆肥になってくれていました。


1) 落ち葉を入れて水撒き

写真は落ち葉を2袋入れた状態です。落ち葉の山にジョウロで、10L~15Lの水を撒きます。


2) 水の馴染ませ

葉っぱの裏と表を湿らせる為、落ち葉を蹴り上げるようにして枠の中をぐるぐる歩き回ります。水分が足りなければ写真のように歩きながら水を撒きます。葉っぱが湿ってくると落ち葉の量が1割位減るので湿り具合は歩きながら確認できます。


3) 米ぬか散布

葉っぱが湿ったら、葉っぱの上から米ぬかを蒔きます。落ち葉を入れる網袋一つに対して肥糧袋に8割位(約15L)を撒きます。


4) 米ぬかを混和

両面が湿った葉っぱに米ぬかが付着するように良く混ぜて踏み固めていきます。付着していない葉っぱが散見されるようなら、追加の水や米ぬかを撒きながら混和していきます。

落ち葉の両面に付着した米ぬかの様子

白っぽい米ぬかが落ち葉の表面に粒々に付着しています。



5) 最後の13袋目の落ち葉を加える

1袋の落ち葉を入れるたびに、上記作業の(1)~(4)を繰り返して踏み固めていきます。
写真は集めた落ち葉の最後の袋、13袋目を加えています。
枠の中は12袋分の落ち葉で高くなっているので、13袋めの落ち葉を入れた時には外にあふれ出そうになりました。


5-2) 最後の水撒き

水を撒いたら、落ち葉を蹴り上げるように歩き回って落ち葉を湿らせます。
既に踏み固めた下側の層の落ち葉は踏み込まれて固まっているので、その上に新しく加えた落ち葉を蹴り上げても下層の落ち葉が上に上がってくることはほとんどありません。蹴って舞い上がるのは新たに加えた軽い落ち葉のみで、これらが撒いた水分と混ざります。
水タンクを近くに置いておくと、ジョウロが空になった時の追加が容易に作業できます。


5-3) 最後の米ぬかをまく。

米ぬかは全部で肥料袋に9袋を撒きました。
水で落ち葉を湿らせた後に米ぬかを撒いて、同じように落ち葉を蹴り上げて枠の中を歩き回って米ぬかをその表面に付着させます。


5-4) 米ぬかを落ち葉と混和して馴染ませる

落ち葉の中を歩き回って踏み固めると落ち葉の上層が沈み込んでいく様子が分かります。
5-2)の写真では落ち葉で隠れた左奥の雨戸の水平線が1本しか見えていませんが、5-4)で踏み固め作業では雨戸の水平線が2本見えています。




6) シートをかけました

数日の内に雨か雪が降る天気予報なので、米ぬかが流れてしまわない様に手元にあったブルーシートを掛けました。イボ竹で簡易的に骨組を作りシートの下に入れてあります。


11日まで続く正月休みの内に落ち葉腐葉土作りをすることが出来ました。暖かくなる前に一度切り返しをしたいと考えています。








Powered By Blogger

Translate

QooQ