【ネギ栽培】,・ネギ栽培5年めでやっと今までで最高の出来のネギを作れた事。 除草と夏の土管理、秋の土寄せに明け暮れた1年だった。 

2023年11月29日水曜日

ネギ

 昨年と同じD畑でネギの連作栽培をしているネギ栽培5年め。今年は異常に雑草が多く生えて困ります。6月は1週間で腰ほどの高さに伸び、一体どこからこれほどの雑草がやって来たのか不思議です。軟腐病の防除、アザミウマ食害防除をネギに初めて行い、遅まきの除草剤も8月に散布して、9月からは毎月土寄せをやり、5年めでやっと良いネギを収穫出来たことは喜ばしい事でした。越冬ネギも定植できた1年でした。


定植後1か月経過して、ネギ畑は雑草だらけに変わってしまいました。
予想以上の雑草の量で、しかも雑草の種類が他の畑の様子が違っているようです。引き抜いた雑草は、”ドミノ返し” の手法で天日干しにしていきます。 

雑草の占領され掛かりましたが草むしりを開始しました

夏の間のネギの状況 D畑 6月~8月

雑草の種はどこからやってきたのでしょう。緑肥堆肥に含まれていたのかどうか?

この雑草大量発生の要因は2月に投入した緑肥堆肥に残留していた草の種かもしれません。
雑草の種は60℃から80℃くらいの高温になれば枯れ果てると言われています。緑肥がどれくらいの高温で腐植したのか分からず一概に結論できません。無料で入手しておきながらクレームではありませんが、以下の様なことが考えられました。

しっかり観察すると、雑草はネギの株間とネギの列幅30cm位にはあまり生えていなくて、雑草が多く生えているのは畝間で定植時に通路となっていたところに多く生えています。

ネギの植え溝は30cm位の深さで幅も30cm位で管理機の溝ほり器で土を掘り上げて作りましたがその部分には雑草が少ないのです。という事は畑の土の深層部には草の種は少なかった。
裏を返せば表層部の土である畝間には草の種が多いことになり現状に合致します。でも本当なのでしょうか。

考えられる雑草の種の混入の推定経路は、
  1. 表層部の土に含まれていたとすると緑肥堆肥に含まれていた雑草の種かもしれません
  2. また表層部に飛んで来て付着した種とすると緑肥ではなく外部から飛来した種か、
  3. 定植時に苗のプラグトレーの受け皿を引きずって移動した時に受け皿に付着していた雑草種が擦れて落ちた。
  4. 他の畑や通路を歩いた時に長靴底に付着した種が畝間を歩いて落下したのでしょうか、雑草は畝間の全面で生えているのに対し、歩行経路は全面を歩いてないので現実から離れています。
など考えられます。

写真はD2畝からD4畝側をみた雑草の量と草丈の様子です。

雑草が生えたネギのD2畝 6月20日

草むしり、抜いた雑草を”ドミノ返し”に置いていく  6月20日

もうとにかく、60cm位に伸びて大きいです。D2~D4畝は草刈り鎌で根っこを浮かして引き抜いて行きました。D5から先は未だ雑草が小さいので三角ホウで草を削り取りながらネギの株元まで除草出来ました。

抜き取った雑草は、昨年名付けた雑草の投げ方の ”ドミノ返し” (リンク:2022.6.21)で次々に畝間に置いて行きました。
ドミノ倒しはドミノの上端が重なって連続しますが、新手法の”ドミノ返し”では雑草の根っこ側が重なって連続していき、草の下端が重なり連続するので”ドミノ返し”と呼称します。
草の根っこが地面に接触しないので抜いた雑草は再度、根付くことが有りませんので早く枯れます。

畝間の雑草の引き抜きと”ドミノ返し”  6月20日

植え付けていないD6畝とD7畝間に雑草が無いのはなぜ?

D畑のネギ畝全面の雑草を引き抜きました。
下の写真は左側がD2畝で右側がD6畝方向です。その先のD7、D8畝には下仁田ネギが植えてあります。(D1畝は麦が植えてありました)

ネギ畝全面を除草してみると、定植していないD6畝とD7間にはまだ雑草が生えていないことが分かりました。
この2本の畝の間は、写真の上部の端に定植で余ったネギ苗を2m程植えましたがその他は空いている空きエリアです。D7,D8畝はこの空きエリアを飛ばして隣に畝を作ってあります。

堆肥の投入作業は全面に施されているのに、この空きエリアには雑草が生えていないのです。
この空きエリアにネギ苗を植えていない事から推理すると、
  • 長靴で踏み込んでいない、
  • 苗のプラグトレイ受け皿を引きずっていない事が、唯一の違いとして浮上して来ます。

この2つの項目から雑草の種の犯人は混入推定経路の項目3番(長靴の底)か4番(プラグトレイ受け皿)なのでしょうか。という事は私が雑草種を搬入に手助けした犯人ということになりますが、どうなのでしょう..、本当の原因は今なお不詳です。
他の畝が雑草だらけになった時期にこの空きエリアには草が生えて来ないのが不思議です。

なにはともあれ、草むしりに専念した結果、”ドミノ返し”で雑草を数時間、天日干しにして少し枯れて来てから雑草は畑の外に搬出して山積みにしておきました。

 草むしり終了後のD1(手前)からD7畝 6月20日 

軟腐病を防除する  6月20日

草むしりをして雑草が奇麗になったので、連続で発生した軟腐病の防除を行いました。
ホームセンターに注文しておいたバリダシン液剤5が入ったのでネギ畑全体のネギとその株元に散布しました。バリダシンはいろいろな野菜の軟腐病や白絹病などに適用範囲があるので期待して作業しました。

全面ロータリー除草  7月8日

6月末に大きな雑草が無くなって奇麗になったので、耕うん機のロータリをネギの畝間に入れて全面除草しました。まだ真夏になっていないので大丈夫だろうと思って作業しました。
耕うん機はネギの株から15cm位まで接近して草を鋤き込むように往復して除草しました。昨年の罹患したネギの抜去で確認しましたが、この頃のネギの根張りは茎から15cm位伸びていたので、これより近づくとネギの根を切ってしまいます。
作業の後に除草剤は撒きませんでした。

右から 石倉ネギD1~D2畝, 夏扇4号D3~D5畝  7月8日

アザミウマに喰われた

次に現れたのはアザミウマに喰われたネギでした。昨年までは気が付かなかったのだと思いますが今年は発見しました。小さなツブツブがネギの表面にできて、針で刺されたような痕跡の食害を発見しました。
アザミウマ食害対策に”アファーム”、黄色く枯れてしまうサビ病対策に”アミスタ20”を散布しました。
数日後、雑草の確認している時にはネギの色が艶々して元通りになって防除の成果なのかと感心しましました。

アザミウマの食害 8月1日

7月の間にネギの成長点が上昇して来ました。
今年は夏の間は土に触らず土を動かしません。ネギ苗も夏の暑い時期には成長が鈍化しているので土寄せや追肥で根っこを傷めない様に夏は土寄せは行いません。

成長点が上昇 まだ触らない 8.01

除草剤を散布  8月21日

そろそろ雑草が生え始めました。ネギ苗に散布してもネギは枯れずに草だけ枯れるという素晴らしい除草剤を全面散布しました。中耕しても除草効果が有る”ナブ乳剤”を散布しましたが枯れ始めるのは9月中旬以降です。

除草剤散布後のD畑の様子  9月9日

除草剤散布は草むしりから暫く経過して散布しましたがその効果があちこちで見え始めました。除草したら直ぐに除草剤を散布した方が効果はあるようですが、畝間に黄色く枯れ始めた雑草が見えて来ました。

草が少し枯れ始め、ネギは成長開始 9月9日

越冬ネギ

越冬ネギとは当園で勝手に呼称している呼び方です。
秋に苗を育てて年末に定植して翌年2024年春に収穫したいと計画し、その為に越冬するネギの呼称です。
去年はA1畝に定植して軟腐病で収穫には失敗したので、今年こそはぜひ春にネギを収穫して複数回収穫と体験したいと思っています。

越冬ネギ用に種まき  10月1日

10月1日に288穴プラグトレイ2枚に夏扇4号を蒔きました。水浸発根はしてない種です。
写真は10月16日の撮影です。きれいに発芽してくれました。

10月1日蒔き夏扇4号 10月16日

定植   12月16日

種蒔きから2.5か月経過しました。高さは悪30cm位い成長して植え付けには十分なサイズになりました。
玉ねぎをC12に植えてありますが、その隣のC11とC10畝に2条で植え付けます。

植え付けサイズに成長 夏扇4 12.16 

越冬用に夏扇4号を定植する為に、畝つくりは5月にD畑で行ったように管理機を使って植え溝を作りました。
詳しい作業については以前のリンクからご覧いただけます

管理機に溝ほり器を取り付けて溝を掘り、元肥や牛糞堆肥等を入れて小型鉄車輪とブレーキレバーに履き替えて元肥を入れた後の植え溝を鉄輪で混和して植え溝を整えました。隣の玉ねぎとサトイモの間に作ったので畝間間隔は少し狭くなってしまいました。
定植方法はいつものように、プラグトレイを受け皿に入れて移動しながら、植穴を開けて1本づつ苗を入れていく地道な作業で定植しました。

その後越冬用に夏扇4をトレイ2枚を定植しました。

C11、,C10畝にネギ定植  12月16日

植え溝の苗の植え付けには、テント用のペグで植え穴を開けて、そこにセルトレイの苗を入れて1本づつ定植していきました。
来年の春に元気な長ネギが収穫できるように成長を願います。

植穴開けのペグと定植後の苗 12月16日
 

D畑 冬場のネギ収穫状況  12月21日

9月、10月、11月と月に1回の追肥を畝間に行い、管理機に取り付けた溝ほり器でV溝を掘って柔らかくなった土を均すアルミ製のトンボで土寄せを行い、軟腐病の予防に11月3日にバリダシンの2回めの散布を行いました。
追肥には、発酵鶏糞、牡蠣殻石灰、ケイカル、苦土石灰を予め混和したものを1か月に一度の割合で畝間に蒔いて土寄せで混和しました。

土寄せ

管理機ではネギの傍まで溝を掘らずに作業し、トンボで行った土寄せの断面図を考えて、土寄せ頂上が台形の上辺になる様にその幅を維持するように配慮しました。つまり土寄せした頂上の土の幅を確保すると4,5回の土寄せを行っても土が崩落することなく盛り土を行う事が出来て、ネギの白い部分を多く成長させることが出来ました。

収獲成果

11月末から長ネギの収穫を開始することが出来ました。
白い部分(軟白部)は30cm位を確保することが出来て、今までで一番良い太く長いネギを収穫することが出来ました。
写真は12月21日撮影で、成長度合いを見ながら大きなネギの畝から順番に収穫している状況です。


ネギの収穫中  12月21日

ご覧いただきましてありがとうございました。

前回の春の苗つくりや、畝つくり、定植の記事は
↓以下の青文字リンクからご覧いただけます。



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