【ビニールハウス】,・屋根シート”農PO”(農業用ポリオレフィン)が夏の高温に溶けて断裂、屋根に穴が開いた。驚愕!張り替えて1年半、一体なんという事でしょう。

2023年11月16日木曜日

ビニールハウス

 夏の暑さでもビニールハウス屋根の農POシートが溶けて破けることは通常では無いだろうと信じていたが、屋根シートが溶断して天井に穴が開いてしまった。 理由には愕然とした。  ハウス全体を張り替えた。   11月16日 


夏の間に驚くことが起きました。

  • ビニールハウスの屋根のポリシート”農PO”が夏の暑い時期に溶けて穴が開きました。
  • 巻き上げ窓の、農POが黒焦げになって窓に穴が開きました。
今年の夏の暑さはビニールハウスが溶ける程、とってもすごく暑かったのでしょうか?。
ハウスの中のプラグトレイを片付けていたら、陽ざしの差し込み方が異常だったので屋根に穴があいている事に気が付きました。いつ破けたのか分かりませんが、日除けの棚を作った8月17日頃は開いていなかったと思います。

夏に”農PO”シートが溶断した入口側と奥褄面の天井と巻き上げ窓

上の写真の様に、ハウスの入り口側と奥の褄面側の屋根のアーチパイプに沿って屋根の天井部分が、褄面側はほぼ全周の4m位で、また入口側は天井の梁付近において1m位の長さで、幅が20cm位の幅でシートが高温度で溶けて切れた様に断裂し、陥没してしまいました。

更に、巻き上げ窓の”農PO”製窓シートも、天井と同じ様に入口の左手側と奥の褄面の左手付近が黒く焦げて溶けたような穴が開き、残っているシートも穴周辺部は焼けた様に茶色の変色していることも判明しました。特に奥の褄面付近の窓では黒く焦げた巻き上げ窓の残骸が垂れさがって残っています。
窓の両端は1mの幅で”農ビ”シートが張ってあり、巻き上げ窓の”農PO”シートと密着できる構造で、冬場には巻き上げ窓からからハウス内へ冷たい風の吹き込むのを防止する構造になっていました。

この穴の開いた屋根は、昨年のお正月に北風の突風でシートが吹き飛ばされたビニールハウスの屋根の張替え(リンク:2022.1.03投稿) を行ったばかりで、まだ1年半位しか経っていなかったので、とても残念です。

ハウスのシートが溶けて破けた状況と背景

初めてビニールハウスを建てた2020年(リンク:2020.2.08 第1日めの投稿)は、畑を始めて10か月位が経過した頃でシートの素材特性など知らず、販売店で勧められた材料を調達して組み立てたのでした。

奥の褄面と入口側褄面は、”農ビ(農業用塩化ビニール)”が張ってありました。
屋根と裾張り、巻き上げ窓シートは”農PO(農業用ポリオレフィン)”という性能の良いシートが使われていました。

1)屋根シートが溶けて破けた
2022年に北風に破かれた屋根シートを張り替えた時も、屋根に”農PO”シートを張りました。
その際、褄面と入口の”農ビ”は張り替えずにそのまま使い、屋根のアーチパイプに付けた”オキペットレール”には褄面の”農ビ”シートがスプリング針金で押さえたままでありその末端は5cm程の余剰部を残してハウスの内側でカットしてあります。そのアーチパイプのレールの溝に、新しい”農PO”の屋根シートを重ねて2段目のスプリング針金で押さえて屋根を張りました。
今回の天井シートの破け場所は、このアーチパイプ付近の2種類のシートが重なって取り付けられた接触部から溶けて破けていました。
屋根の破けた箇所は始めは短い長さだったのでビニールハウス補修用の粘着テープを貼って急場をしのいでいましたが、それも1か月ほどで剥げて被害の面積は拡大していきました。

2)巻き上げ窓シートが黒く焦げて破けた
写真でわかる様に窓の端には約90cmの幅で張ってある”農ビ”と巻き上げシート(農PO)が密着した状態のまま、高さ30cm、幅80cm位のサイズで黒焦げになり破けて垂れさがっていました。また、破けた穴の周囲の素材は焼けて焦げたように茶色に変色していました。

焼けた天井、黒焦げになった窓の農POシート

えー!、本当にビニールハウスの屋根シートが溶けることがあるのか?

世の中にビニールハウスは多数存在しているので温度耐性の実績もあるだろうから、その屋根が太陽熱で溶けるなどとは全く思っていなかった事でした。なので、状況を見た時は鉄製のアーチパイプとオキペットレールは余程の高温になったのだろうなと思いました。

また、巻き上げ窓は南西向きの開口で午後の一番暑い時間帯は太陽に直面します。窓シートが黒焦げで焼けた様に穴が開いたのも、焼けるくらいにハウスが暑くなったのだろう、焼けた窓の焼けた付近はハウスのコーナーで風通しが悪く空気が滞留していたのだろうかと思っていました。

農POが溶けた推定原因は、

しかし、ビニールハウスに”農PO”シートを張っていて屋根シートがこれほど簡単に穴が開いてしまったら、栽培のプロの方々は商売にならないだろうと思いました。
不思議に思いましたので、なぜ、”農PO”シートが溶けて穴が開いたのか調査してみました。

  • 2種類のシートの使い方を間違えていた
今回のトラブルが起きたアーチパイプの屋根や、巻き上げ窓の様に、”農ビ”と”農PO”を重ねて密着した状態を維持すると、”農ビ”に含まれている材料を柔らかくする(可塑材)成分が”農PO”側に染み込んでいく特性があります。その結果、2つの材料は剥げないほどに張り付いてしまい、”農ビ”は硬くなってしまい、”農PO”は丈夫な分子構造が壊れて強度や耐久性は減ってしまう。
夏の暑い高温下ではこの二つの成分が密着した部分では化学反応が盛んになって劣化して破けたり寿命が短くなってしまう状況に陥ってしまう。

この2つの素材を重ねて組み合わせで使うのは厳禁事項だったことが分かりました。

今までどちらの素材も同じ様にビニールハウスを覆うシート、という風にとらえていましたし、その様なシートを一緒に使用する事は厳禁事項だったという事を知らなかった無知には困りました。 今回は、思い切り失敗してしまいました。
しかしながら、この組み合わせと構造は販売店で準備していただいたビニールハウスの構成でした。

  • 屋根のシートも巻き上げ窓のシートも上記と同じ様な理由で、2つのシートが密着状態で高温になったことに拠る”農PO”シートの化学変化で溶けて黒焦げになる程の高温度にさらされたことが原因だったと推定します。
これほどの酷い状態だったことから、焦げた時に火事にならなくて良かったと、無事故であったことが救いになりました。

ビニールハウスの張替  2023年11月16日

夏の間は、天井の穴から風が抜けて通るから放熱出来て助かるからと修繕は放置、破けていてもやむを得ないなと、ポリシートの張替えは見送っていました。
しかし、11月に入り、そろそろ北風が吹き始めるので放置しておいて昨年の様に天井を剥がされてしまうことになってしまったら、これはまた恐ろしい事なので、張替えを行おうと計画しました。

今回は、裾張り(農PO使用)を除いて、褄面を含む全てのシートを”農PO”の材料で張り替えました。”農PO”シートは、このハウス資材を購入したホームセンタ(Joy*** H***a)に寸法を指定して注文し、サイズカットされた各シートを購入しました。

張替風景の写真は実作業に追われて撮影できませんでした。
初めてビニールハウスの壁にシートを張って以来、昨年の屋根シートの張替を行い、今回のシート張替えは3回めの張替作業だったので、手順も慣れた作業で奇麗に張れました。

下の写真は、今回2023年に張り替え作業が完了したビニールハウスです。

         農POシートで全面張り替えたビニールハウス 11月17日


巻き上げ窓部分も修復できました

最後までご覧いただきましてありがとうございました。


今回の作業中の写真が無いので、よろしければ、下記のハウスを建てた時のシート張りをご覧ください。4日めの作業です。
↓
初めてビニールハウスを建てた第4日め(リンク;2020.2.11投稿)の風景をよろしければご覧ください。


Powered By Blogger

Translate

QooQ