【ナス】. 褐色腐敗病の株にはキノコが出る

2021年8月4日水曜日

ナス

 ナスが茶褐色に変色して柔らかくなる褐色腐敗病が出ました。



8月4日, 元気なナスでも半日で茶色に変色

収穫後、半日くらい経過するとナスの表面が円形状に茶色くなり柔らかくなるものが見られました。さらに、収穫前のナスも茶褐色に変色して柔らかくなり触ると落下してしまうものもありました。
7月の長期間の雨で畝は湿気が多くなっていたことと、今年の茄子の畝の配置が通気性を悪くしてしまったことが原因の一つのようです。

茄子の畝の配置は、畝間隔1.6mで隣の畝はゴーヤ、他方の畝はミニトマトでした。
ゴーヤは緑のカーテンならぬ緑のシールドの様な状況に茂っていました。どちらの野菜も草丈は1.8mの支柱まで茂っていたため、それらの間に植え付けたナスにとっては風の通りが悪かったのは否めません。植え付けの時にはこんなに茂るとは予想しませんでした。

茄子ときのこ

褐色腐敗病のナスが実った株の傍には写真のキノコが数本生えていました。明確な因果関係は断定できませんが、腐敗病の茄子のできた株には度の株も直近に生えていました。
カビの菌糸と茸はなんらかの関連があるのかもしれません。

対策

畝の位置は今更移動できないので、発病した株を3株抜去して畑の外に持ち出して処分しました。
また、茸は薄いビニル手袋を装着して茸を取り除き抜去した茄子の株と同じように畑の外に持ち出して処分しました。
ナスの株が3株なくなったので畝全体としては少し風の通りが良くなったと思います。

防除の為に、トップジンMを茄子の茎、葉っぱ、ナスにまんべんなく散布しました。畝の地面に散布して効果があるのか不明ですが余った液を地面にも散布しておきました。

病気の株の抜去とトップジンMを散布した後は、褐色腐敗病の茄子は発生しなくなりました。残ったナスの株は褐色腐敗病には耐えてくれているようです。


同じ頃に、カタツムリに喰われたナスを発見しました。 

褐色腐敗病発生が収束する頃、湿度の高さからでしょうか、カタツムリが発生してナスにくっついているのを見かけました。まさかこのようなことを遣ってくれるとは予想しせんでした。


風通しの悪かったナスの畝

ゴーヤとミニトマトの畝が直ぐ傍にあります。
茄子の樹勢は元気で、雄しべも雌しべからしっかりと2mm位突き出ていて順調です。栄養は充分のようで1.8mの高さの水平の誘因パイプにもうすぐ到達しそうです。
来年は、風通しと日当たりの確保するように畝配置を設定するべし、良い経験でした。






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