【トマトの栽培】, ・ミニ(アイコ)トマトの苗作りから爆生り、抜去撤収までの事。1本仕立てにして主茎の摘芯しないで吊り下げ誘引から途中で斜め誘引に切り替えてやってみた 。

2023年9月8日金曜日

トマト

吊り下げ誘引で丈を伸ばして途中から 斜め誘引に切り替える栽培方法の2年めで、今年も爆生りしたミニトマトでした。苗を1条植えで植え付けて、吊り下げ誘引で2条に分けて、追肥、水やり作業を簡略化してみました。斜め誘引は作業量が多いですが、単調な作業なので最後までやり切れたと思いました。苗つくりから撤収まで一気に投稿。


7月のトマトはよく生りました

アイコトマトの7月末の生りの様子です。撮影日は少しモヤが出ている様でした。
毎日よく生ってくれています。

2023年7月23日


アイコトマトの苗つくり

トマトは普通に種まきすると発芽までに時間が掛かり発芽が心配になります。なので種まきから発芽までの日数を短くしたいのと発芽率を上げたいと思って、種を発根させた種を使って3月に蒔きました。発根のやり方は簡単で毎年やっている同じ方法です。
発根のやり方は下記のリンクをご覧くださいませ。

発根のやり方の投稿記事です。ネギの種ですが種をトマトに変えれば同じやり方です。
↓ よろしければご覧ください。
上期に3度種まきして定植、他(リンク;2022年6月7日投稿)


購入した種で苗つくり、プラグトレイで発芽してポット上げ

128穴プラグトレイに3月上旬の10日頃に種まきしたトマトは、ビニールハウスの中で3月25日に発芽しました。トマトは毎回ほかのアブラナ科の野菜よりも発芽に日にちが掛かります。
発芽後1週間たった4月3日にポットへ移植してポット上げしました。
苗のサイズは若干の差が有りますが、定植するころにはあまり変わらなくなるでしょう。

ポット上げした苗 4月9日撮影

黄色い花が付き始めたら定植しようと思っているのですが、4月20日になってもまだ花が咲き始めません。

4月20日

定植、 花の向きは関係ない

黄色い花が付けばトマトの付く向きが分かるので、収穫が楽になる様に花を外側にして植え付けようと待っていましたが、近頃私はミニトマト苗の背丈が高くなったら、茎を斜めに寝かせて誘引しているので花の付く向きは関係ないのではないかということになりまして、花の咲く前に30cm位に伸びた茎を定植しました。

垂直支柱に誘引して先端を摘芯して止める場合には、花は外に向くとトマトを収穫しやすいです。

畝つくり

トマトの畝には、牡蠣殻石灰、自家製ボカシ肥料、バットグアノを撒き、ロータリで耕うんして畝を立てた後に、1条植えするので畝幅の中央の植え筋に三角ホウで溝を掘り鶏糞を筋蒔きに入れて覆土しました。畝にビニールマルチを掛けてから鶏糞を入れた筋に植穴を開けて定植しました。植え穴にはオルトラン、ダイアジノン、アドマイヤを同量混ぜて作った虫よけ剤を1摘み入れてから植え付けました。 

植え付けは1条植え、大きくなった手から2条に分ける予定

1条植えで株間20cm位に定植しました。苗の丈は伸びているので倒れない様に両側からナイロンテープで挟み込んで倒伏防止用に誘引しました。 
今後、苗の丈が伸びて枝が垂れる位になったら1条植えした株の枝を、畝の左右に振り分けて2条にして吊り下げ誘引するつもりです。その後の成長に合わせて吊り下げ紐の位置をずらしながら斜め誘引に変えていく予定です。
そんな誘引の考えで、今年は斜め誘引を意識して植え付けから斜めに植えてみましたが、もっと斜めでも良かったのかなと思いました。

アイコトマト定植、倒伏防止のテープ張った 5月3日

大玉トマトは未だ背が低い

大玉トマトで有名なモモタロウの苗は、9cmのポットに同じ様に蒔いて発芽はアイコトマトより数日早かったのですが、成長はゆっくりだったので挟み込んで誘引したナイロンテープに丈が届いていません。撮影後に短い斜め垂直支柱を立てて誘引しました。

大玉モモタロウ定植 5月3日

苗をナイロンテープで挟み込んで誘引しましたが、テープだけでは倒れてしまうので数か所トンネルアーチパイプを畝に挿してテープが揺れない様に支持しました。

トマト畝 5月3日

サンラインで水平支線を張る  5月21日

トマトは畑に植え付けてからは成長の速さがポットの時よりも速くなりました。
もう、吊り下げ誘引をする位まで茎がのびて来たので、その紐を垂らす前に今後の斜め誘引で茎の支持に使う水平支線として”サンライン”を張りました。

水平支線の張り方

  1. サンラインはとても丈夫な紐なので強く張っても切れません。
  2. 畝の長手の両サイドに24φの鉄パイプを2本づつ立て、支線を張った時に畝の内側に倒れ込まない様に鋼管パイプを外側に引っ張るステーを畝の外へ張りました。
  3. サンラインを畝の長さより少し短めにカットして両端に輪を作ります。
  4. その輪を通して鋼管パイプを周回するように張力調整用の別のナイロンテープ(写真では青い色のテープ)を2重に通してサンラインを鋼管パイプに縛り固定します。 畝の両端でこの様にして張り強さ調整ナイロンテープでサンラインを張ります。
  5. 次に、張力調整ナイロンテープを一旦解いて、それを引っ張るとサンラインの張り具合を調整することが出来ます。
  6. 強く張っておきますが、後からでも強さを調整出来るので、今後のトマトの茎の重さに応じて強く張り直します。

水平誘引用の紐(サンライン)を張る 5月21日

クキタッチで水平支線に留めて1条植えを2条に振り分ける

水平支線が張れたので、成長して垂れさがっていたトマトの茎をクキタッチで畝の両側に振り分けて水平支線に固定していきます。この作業で1条植えにしたトマトが2条に振り分けられました。
この、”なんちゃって2条植え”ともいえる1条植えで、散水や追肥などは1条に施せば済むので効率的な作業が出来ます。

構造用の支柱パイプを立てる

トマトの茎が今後伸びたらい、よいよ吊るし誘引のナイロン紐を垂らして吊り下げ誘引を行いますが、その前に吊り下げ誘引紐を垂らす構造用の水平梁や支柱パイプを立てなければなりません。立てる方法は例年やっていたトマトやキュウリの支柱立てと同じ作業になります。

支柱や水平梁の立て方は以下のリンクから、キュウリの支柱立てをご覧ください。同じ方法で支柱を立てますがキュウリネットはトマト栽培には使いません。
↓ こちらからご覧いただけます。

畝の両側に振り分け、白いクキタッチで誘引固定 5月27日

吊り下げ誘引を行いました  5月28日

吊り下げ誘引と言っても、実際の私の作業は下から吊り上げながらの作業で、株元から紐を張っていき、茎を吊り上げる形になりますが少し変なので名前は吊り下げ誘引としました。

吊り下げ誘引の紐の準備は、カットした紐を株数に応じて天井梁から垂らして準備します。
トマトは1本仕立てにしています。 下から出てくる脇芽は全て落としています。

1.作業は、吊るし紐を水平梁から一旦解いて、クキタッチの紐挟み部に紐を押し込んで、クキタッチの先端の輪の部分でトマトの茎の太めの分枝点を選んで掴むように茎を挟み込みます。紐を縛ることなくとても簡単に吊り下げ紐の端末を茎に固定出来ました。

2.紐の下側が固定出来たら、次にトマトの茎の上方を一方の手で持ち吊り上げた状態で、吊り下げ紐を茎にらせん状に巻き付けながら、茎の先端に向けて巻き上げます。ピッチは葉っぱの2~3節に1回転位で巻ました。

3.茎を折らない様に先端まで巻き付けた吊り上げ紐の上の先端を水平梁に縛りつけます。この縛った部分は今後の斜め誘引の際に解きその場所を数10cm移動して再度縛るので、直ぐに解けるように固定します。

写真は 吊り下げ誘引紐をトマトの分枝点にクキタッチで挟み込んで固定しました。
未だ青いトマトの房が中央と左端に見えます

吊るし紐を株元で固定しました 5月28日

吊り下げ誘引後の畝

吊下げ誘引を行った後、畝の端から見るとサンラインに寄りかかっていた株が2条に振り分けられているのが分かります。
トマトの左側はブロッコリーの畝、右側はジャガイモの畝です。

1条植えを2条振り分けました(B5A)  5月28日

誘引を行って1週間後には、はっきりと2条に分かれて育ち、黄色い花がたくさん付いて茎も伸びています。

吊り下げ誘引の1週間後 6月5日

茎が伸びて吊り下げ紐から外れてくるので成長した上部の茎に、吊り下げ紐を巻き付け直してて誘引を修正してあります。

吊り下げ状態 6月5日

斜め誘引に変更していく  6月12日

吊り下げ誘引された茎が成長し天井梁まで届くようになってきました。

茎は摘芯しないで伸ばし続けて栽培するので、真っ直ぐ上に伸びた茎を寝かせて”斜め誘引”して行きます。
畝の端の茎から順番に吊り下げ誘引の紐を解いて、元の位置から30cm位ずらして天井梁へ縛り付けていき、全ての株を同じ方向へ寝かせて”斜め誘引”していきます。

※斜め誘引は当園で勝手に呼称している誘引の方法です。

昨年からこの”斜め誘引”の方法で茎を寝かせて栽培しています。
2021年までは吊利下げ誘引の紐を解いて株元で地際の茎をグルグルと直径1m位に巻いて茎の先端を下げていくやり方をしていました。当園ではそれを”段落とし”と呼んでいました。

2020年の段落としの投稿は以下のリンクでご覧いただけます。
↓よろしければご覧ください。

天井梁まで到達するアイコトマト 6月12日

一本仕立てにしていますが、脇芽の芯を止めた付近では別なところから脇芽が出て来ているようで、生ったトマトが黄色くなってきました。トマトを採って脇芽を落としました。

脇芽を止めた跡の下に付いた 6月12日

トマトアーチパイプで屋根を張りました  6月19日

トマトが色づいてくる頃に梅雨に入ると雨に濡れてトマトが割れてしまうので屋根を付けました。昨年アーチパイプを購入したので屋根が張れます。
トマトアーチは19φ径の鋼管パイプの先端が緩くアーチ状に曲がっていて屋根部分で2本のパイプ先端が合体出来るようになっているので、素人でもアーチパイプを建てられます。
屋根にはビニールトンネル用のシートをパッカーで留めて屋根シートにしました。

アーチパイプの組み立て方や、屋根シートの張り方は昨年の投稿で詳しく説明しましたので、
今年は説明を割愛しました。
昨年の詳しい記事は、よろしければリンクからご覧ください。
↓ 

ビニール屋根付トマトアーチ 6月19日 

屋根シートは今回新しいトンネルシートを使いました。
昨年はアーチパイプに合わせてシートの末端で切り落としパッカーで留めたので、風はトンネル内を素通りする構造にしましたが、今年はカットした長さが長かったので丸めてサンラインを張ったパイプに縛り付けてみました。この措置が強い風で被害が出ないことを祈ります。

トマトアーチ 屋根終端 6月19日

大玉トマトには、トマトアーチパイプの本数が不足したので屋根は付けられませんでした。
大玉トマトも現在吊り下げ誘引を行っていますが、トマトが生ると蔓が重くなるので斜め誘引は行わない計画です。大玉トマトは3本仕立てにして先端は摘芯します。

大玉トマトは屋根なし 6月19日

屋根を張った後に、トンネルネットを周囲に巡らしてカラス除けにしました。実績のある防衛方法です。固定は19φパイプ用のパッカーで留めてあります。

鳥除けにトンネルネットを張る 6月19日

7月には手前のブロッコリーの収穫も終わって畝を片づけ、奥のジャガイモ畝も奇麗に片づけました。トマトの収穫のときにカラス除けのネットを持ち上げたり、斜め誘引の作業は楽になりました。

隣のブロッコリを処理してすっきり 7月8日

トマトの収穫、始まりました。  7月7日

色づいたトマトが増えて収穫が始まりました。
しかし、尻ぐされのように先端が黒ずんだトマトが数個有ったので、カルシウムを緊急補充の為に、”カルタス”と”ボルドーZ"を葉面散布しました。さらに散水を50L行いました。

斜め誘引  7月1日

写真を見るとわかる様に、屋根の中のトマトの茎が全体的に右側に傾いていることが分かります。 
吊り下げ誘引されたトマトの先端が天井梁に当たる前に縛り付けた吊るし紐を解き、その紐を元の位置から右側に30cm位づつずらして再度梁に縛ってトマトの茎を寝かせてあります。
紐の長さが足りない場合には、紐の下端を固定しているクキタッチを外して茎の上段の節にそのクキタッチで紐を固定し直せば、紐は上端で引き出すことが出来ます。

この斜め誘引の作業を行うには、カラス除けのネットを一旦外して全ての株の吊るし位置をずらすので半日以上続くかなりタフな作業でしたが、慣れてくるとネットの中に入ったまま行えました。この作業は茎の成長に合わせて繰り返していきます。

斜め誘引されたアイコトマト 7月8日

斜め誘引された茎はトマトが地面に付かない様に水平に張ってあるサンラインに麻紐で縛りつけます。トマトが爆生りして来ると茎は途中で垂れてくるので、麻紐の固定をやり直すなど行いました。

追肥

3週に一度を目安に鶏糞、バットグアノ、牡蠣殻石灰、化成肥料をバケツで混ぜてた肥料を、畝の中央の株元と、畝のマルチを少し剥がして畝の肩の付近に1握りづつ筋蒔きで追肥をしてマルチを被せて戻しました。

水やりは乾き具合を見て乾燥する前に50L位を株元とマルチの上から散水しました。
水が切れると甘味が増えましたがアイコトマトの皮が少し硬く感じました。

アイコトマト 爆生り状態 7月10日

大玉トマトが7月中旬に採れ始めました。こちらは成長がゆっくりの様子で暫くしないと次とトマトが採れませんでした。

アイコトマトは色づいたトマトの付近まで葉っぱを切り落としていますが、何房目まで色づいているのか、茎が重なっているのでもう勘定出来ない状態です。

今年は株間が狭かったのか、株数が多すぎるような気がしていますが、追肥が効いたのか生り方は良好です。

とても よく生ってくれます 7月23日

8月末には収穫量が減って来ました。
先端の緑の茎が成長して伸びて行かなくなり、写真のように花も付かなくなり、茎は先端も茶色に変わって来ました。赤いトマトはもうサイズが小さくなって収穫しませんでした。

 花付き有りません 9月9日

随分と収獲を楽しませてくれました。
どうやらもうおしまいの様で、9月中旬には撤収抜去しました。

今年のアイコトマトは少し皮が固く感じました。理由は水不足なのか肥料が良くないのか関係がまだよくわかりません。

ご覧いただきましてありがとうございました。

















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