【収穫】. キャベツ良好の要因は。人参発芽が不揃い。モロッコインゲンの茎が喰われた、モグラ穴。

2021年6月5日土曜日

インゲン豆 キャベツ ニンジン 畑の生き物

 春キャベツが採れた成功要因は・・。人参の種が古かった・・。 モロッコインゲンの茎がなにものかに喰われた、ダブルパンチの被害は・・。


キャベツ 大成功の訳

 植え付けは4月18日に植え付けを行ったキャベツで、トンネルネットを架けたまま放置していました。
5月初旬に一度、ビニールマルチの株穴に米ぬかボカシ肥料と苦土石灰を混ぜて1摘まみづつ追肥を行いましたが、それっきりで放置状態でした。追肥の後に葉の巻いていく速度が速やまった様に感じました。
トンネルネットのお陰で虫食いはありません。とても良品のキャベツが生育できました。

 6月5日撮影。綺麗に葉っぱが巻いています。

撮影の翌日に収穫しました。 片手で持つことのできる限界位の大きさでしっかりしたキャベツです。

昨年の冬キャベツでは菌核病か、尻ぐされ病か、そんな菌に遣られる病気で大失敗しましたが。今年は大成功しました。

成功した要因として考えられることは、

  • 昨年大失敗したキャベツのエリアとは違う畑を使用した。
  • しかし、今回の大成功したこのエリアもその前年にはキャベツ大失敗と同様に白菜が菌核病か、尻ぐされ病かその類の病気にかかって大失敗した畑です。
では、他になにを行ったかというと
  • 冬の間に行った天地返し作業です。表土と深層度の上下を入れ替えました。ひたすらスコップで掘り返す作業でした。表土の細菌が深層土になったので野菜の根っこが雑菌の少ない土で育ったと考えられます。
 これだけが改善要因の全てではないと思いますが、もう1項目、
  • 天地返しの後に、落ち葉腐葉土の鋤込み、米ぬかベース有機ボカシ肥料、鶏糞、米ぬかの鋤込み、耕うんに因る耕うん作業を野菜シーズンの数か月前に完了したことです。これに因り、培土の有機化が進んで細菌のバランスが改善したと思われます。


人参発芽が悪い、 種が古い

昨年の種を蒔いた影響かとも思われるほど発芽率が悪かったでした。
写真は、3条で蒔いた人参の畝です。中央の1条は発芽しましたが手前はほどんど発芽していません。奥の1条は3割くらいの発芽率でした。

人参は成長がとてもゆっくりで、周囲の雑草の成長の方が数倍速いので、その発芽が成功したのか失敗したのかとても分かり難いです。
写真のサイズ位にならないと雑草との区別も分かり難く、草取りする時にも間違えて人参を引き抜いてしまうくらいですので注意が必要です。

5月3日、除草後に撮影


5月に入り発芽が一向に芳しくないので、新しい種を購入して5月上旬に同じ畝に追加蒔きを行いました。 
5月の雨続きの影響で水やりも数回行ったのみで綺麗に揃って発芽してくれました。
初回の種まきの苗よりもまだ、発育は当然のことながら小さいです

写真は6月5日撮影。初回の種まきの苗です。成長しましたが収穫には未だ早いです。



モロッコインゲン 茎を喰われた. 6月6日

モロッコインゲンが1本、葉っぱが萎れ掛かりました。萎凋病のような症状です。
朝の見回りには薬も持ってきていないのでそのままで翌日まで先送りです。

茎の周りの土が滑らか

しかし、写真をよく見てみると、様子が変です。
茎の周り30㎝程離れたエリアと茎の周囲は明らかに土壌の表面が違います。
周囲の雨上がりのツブツブのある土壌ではなく、刷毛が手袋で擦ったような痕跡が茎の周囲に見られます。

しかし、一体何者が茎の周りの土を擦りまわしたのでしょうか。


モグラの穴 発見の日. 6月6日

ちょうど、この症状を発見した日の朝は直ぐ近く、距離にして2.5メートルほどに置いてある肥料入れの樹脂製容器の下にモグラの穴が開いているのを発見しました。
周りの色とは明らかに違う色の黒い土が散乱しています。恐らく掘られて6時間以内程度の乾き始めていない新しい土が掘り出されています。

肥料入れ容器を少し持ち上げてみると、容器の淵に沿ってはみ出さない様に綺麗にモグラ道が掘られていましたが、いずれも土の色から判断すると6時間以内位です。そっとそのままに樹脂容器で蓋をしておきます。後で対策を打つまで残留してくれていると良いのですが。




翌日の朝の見回りで、茎の萎れ方を確認しようとしてそっと手で触れると、下の写真の様に茎はごっそりを土から離れて宙ぶらりんになっていることが分かりました。



茎の状態を確認すると、茎が食いちぎられています。地上から3㎝位の箇所も茎の半分程度が食いちぎられて枯れ始めています。更に地際のところで完全に食いちぎられてしまい、これでは栄養が供給されずに葉も蔓も枯れ始めてしまいます。

さて、何者でしょう。茎を食いちぎるのはヨトウ虫が多いですが、ヨトウ虫は地面を刷毛で擦ったような痕跡は残しません。 喰いちぎったらサッサと地中に潜り込んでしまいます。

では、モグラは茎を食いちぎるのかどうか。地中のミミズや虫などを主に喰っています。
昨年末の玉ネギ畝に潜り込んだモグラは、地中にトンネルを掘って陥没してしまった苗が続出しましたが、苗は喰いちぎってはいませんでした。


犯人の推定

茎を食いちぎった痕跡から、ヨトウ虫が食いちぎったと考えられます。
地表面の擦り跡はヨトウムシではありません。
これは夜明けに散策に出かけたモグラが偶然に、茎を食いちぎり地中に潜りこむ前のヨトウムシに出くわし、匂いを頼りに茎の周りでヨトウムシを追い回してつけた擦り跡と推定します。

対策

  • モロッコインゲンの茎の周りにはダイアジノン顆粒を散布して防除します。
  • モロッコインゲンの畝の周囲には、モグラの忌避剤を埋没して防除します。 大きな飴玉位のモグラの嫌がる匂いのする忌避剤のボールを60㎝間隔で地中に埋没して寄せ付けない様にします。これは当菜園では既に実績のある資材で、これ埋没したラインの内と外では明らかにモグラ塚の発生に違いがありました。埋没したラインの内側(ブログオーナーの野菜エリア)ではモグラ塚は発生していません。
  • 肥料入れ樹脂容器のモグラ穴と容器の底下のモグラ道の入口側には、実績済のモグラ忌避剤を埋没します。これによって、隣の空き地からやって来るモグラを回避しようと思います。
モグラの出現は土壌が有機化されつつある証とも考えられますが、被害が発生することから歓迎されることは少ないと思います。
蕪や大根の種を蒔いた筋に沿ってトンネルを掘り上げていくので、発芽したての苗は全滅してしまいます。
やはり来てほしくない生き物になるのでしょう。






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