【畑の生き物】. カブラハバチ、 ウリハムシ

2021年5月30日日曜日

キュウリ 土壌 畑の生き物

 虫の発生する時期になりました。 畑で見つけたので写真が撮れました。


朝の見回りで発見しましたが、朝は動きが緩慢でじっとして留まっています。手で摘まんで取れます。


カブラハバチ

カブラハバチは、5月になると株や大根で見かけるようになります。また秋になると発生するようになります。幼虫は土の中で蛹になって越冬して暖かくなると蛹から羽化して飛来します。

幼虫は濃い群青色や黒色をした1cmくらいのアオムシで、葉っぱに触れるとすぐに地面に落ちてクルリと丸くなります。このアオムシが蕪などに付いてしまうと1日で丸裸にされてしまいます。


今回はカブラハバチの成虫の写真が撮れました。5月30日撮影。

成虫は脚の先に黒いリングを履いている様に見えます。

よく似ている虫にクロウリハムシがありますが、こちらは羽の艶が無い事と、眼が大きいです。

防除

ネットのトンネルを掛けるなどして成虫の飛来を防ぎます。 

殺虫剤には弱いので散布すると直ぐに効果が出ます。



ウリハムシ

キュウリで発見しました。 
毎年キュウリを植え付けると必ず飛来して見掛けます。 この虫は成虫で土の中で越冬して暖かくなると這い出してきて飛び交います。

朝方によく見かけますが、触ると飛んで逃げるよりもすぐに落ちて土の上を這い回ります。



土の上に落ちたウリハムシです。
オレンジ色をしているのに土に落ちると見つけにくいです。



ウリハムシに喰われた葉っぱはすぐに見分けがつきます。 円形に喰われた跡がウリハムシの食害跡です。 円形に一度食べてから、その内部を喰っていく食べ方です。
下の写真では、右端に3か所円形の食害跡が見られます。

このウリハムシが付いてしまうとキュウリの葉っぱはほぼ食い尽くされてしまうので、見掛けたら早めに防除したほうが良いです。
光るキラキラテープを張っておくと嫌がって飛来が減ります。
薬剤防除は、はっきりと効果が得られます。





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