5日前に2回目のキュウリ苗を植え付けました。篠竹で支柱を添えて誘引してありますが成長してきたので支柱を立てキュウリネットを張りました。直方体の構造は昨年実績が良好なので今年も採用します。
キュウリ苗は2回に分けて植え付けました。収穫時期を長くする計画で、あと一度、3回目の苗も追って植え付け予定です。3回分の畝にキュウリネットを張ります。
トマト用の鋼管パイプが使い勝手が良い
昨年と同じ構造で実績が出来て問題ないので採用します。今年は19φの鋼管を新調して4隅の支柱に使用します。この鋼管はトマト用として販売されているパイプで先端が50㎝位の長さで緩く曲がっています。2本ペアーで販売されおり、折れ曲がった先端を勘合するとトマト用のアーチができます。
今回は、この緩く折れ曲がった部分は使用せずに、真っすぐの部分を使用します。地面に垂直に差し込み自立した状態でちょうど1.9m位の高さまで使用出来ます。キュウリネットは下の写真の様に約1.8mの高さにネットを張るので全く問題なく使用可能です。鋼管の中では単価が最も安かったので採用します。
支柱構造
骨組みの構造は直方体です。畝の長さは約6メートルで、条間50㎝、畝幅80cm、畝間1.6メートルの畝に、パイプを傾斜させずに垂直に立ててネットを張るので隣の畝には影響せずに畝単独で組み立てることができます。
畝の4隅に19φのトマト用の鋼管を4本立てます。畝方向に鋼管の間を4等分するように3本の16φのイボ竹2.1mを3本づつ立てます。
下の写真は、4隅の19φ鋼管とその間にイボ竹を立てた状態です。
地面に差し込んで自立したそれらのパイプに、水平の梁になる鋼管パイプを取り付けます。
この梁用のパイプには、キュウリネットを通したマイカ線を縛り付けて取り付けます。
直交するパイプを固定するには太い針金で出来ているワンタッチ留め具を使うと作業が速く正確に取り付けられます。
条間に相当するパイプの間には畝に直行して条間固定用の11φのイボ竹をビニール紐で水平に縛り固定します。
支線を張る
4隅の鋼管パイプの高さ約1.8mの点から支線を外側に張り出します。
梁用の鋼管パイプと、条間固定用のイボ竹の交点の上側にビニル紐を縛り付けます。
地面に”への字杭”で支線を固定
ビニールトンネルで使用する”への字杭”の頭の部分を5㎝位残して地面に差し込んでから、支線用のビニル紐を縛り付けます。鋼管パイプが垂直になるようにして杭に縛り付けてたら、最後に杭の頭を地面に差し込むと鋼管パイプが少し外側に引っ張られてしっかり固定されます。
畝方向の両側から同様に支線を張り出すと枠構造はしっかり固定されて揺れなくなります。
キュウリネットにマイカ線を通す
マイカ線をキュウリネットの上下の緑色ネットに通して固定しますが、マイカ線は予め支柱枠構造を一周する長さより長めに準備します。マイカ線は上下とも終点側を、高さ1.8m付近と地際で鋼管ポールに仮固定してから作業を開始します。
上部用のマイカ線の始点を緑ネットに通し、始点となる鋼管ポールにしっかりと固定します。下の写真は始点部分で緑ネットに通したマイカ線を鋼管ポールに固定しました。
ネットの開始側は条間固定の水平のイボ竹に引っ掛けて通し起点とします。ここまで出来たら上部の緑ネットを縛ってある紐を解き、ネットをフリーにします。
ネットの捩れを直してから下側マイカ線を通す
下方の緑ネットを縛ってある紐は未だ解きません。 上部の緑ネットがマイカ線に通り宙ぶらりんになっているキュウリネットを、少し広げて張ってみるとキュウリネットの表裏が分かります。ネット全体の表裏が捩れておらずネットが綺麗に広がることを確認したら下方の緑ネットにマイカ線を通し、その始点を鋼管ポールの地際に仮固定します。ここで緑色のネットの固定ひもを外します。この時点で宙ぶらりんになっているキュウリネットはフリーになりますので、正しく張り出せることを確認出来たら、下方のマイカ線の始点を鋼管ポールの地際にしっかりと固定します。
もし、綺麗に広がらずに捩れてしまう様であれば、マイカ線を固定する前に、緑ネットを再度紐で縛ってから、裏表を再確認後マイカ線をもう一度通し直します。
ネットを張る
キュウリネットの端は10㎝位の余剰の紐が付いています。
開始点の鋼管ポールをこの余剰紐で一周して同じ高さのネットの結び目の交点に縛り付けます。キュウリネットの下方までこれらの余剰紐が鋼管を一周すると開始点のネットは鋼管ポールに綺麗に固定されます。
終点までネットを張る
終点の仮固定されている部分までキュウリネットを引き張っていきます。ネットの張り具合を調整しながら張っていきます。マイカ線を条間固定用の水平のイボ竹に引っ掛けながらネットを張っていくと簡単に張ることが出来ます。
下方のマイカ線は最後に地際に固定すると、キュウリネットは上下に引っ張られて丈が伸びます。 キュウリネットのひし形が緩く歪んでいる程度の張り具合で水平方向に張っておくと、地際のマイカ線を固定した際に綺麗に張れます。
下の写真は、上部マイカ線が緩く張られた状態でネットを拡げて張っていく状況です。
上部マイカ線を条間固定用のイボ竹に引っ掛けてネットを張っていきます。
キュウリネットが支柱枠を一周したら、終点のマイカ線を上下とも しっかりと鋼管ポールへ固定します。 キュウリネットの終点は、張り具合を見て適正な長さでカットしますがこの時に始点同様の余剰紐ができるようにカットすることが重要です。始点と同じように余剰紐で鋼管ポールを一周してからネットへ縛り付けると終点もきれいに鋼管ポールへ固定されます。
地際のマイカ線は中間のイボ竹支柱の地際へビニール紐で縛り付けます。
上部のマイカ線は弛みが無いように梁用の水平鋼管パイプに30㎝程度の間隔で縛り付け固定します。
写真はキュウリネットを張り終えた状態です。
これでキュウリが蔓を伸ばす前に準備完了しました。
”ゴーヤにキュウリネットを張る” でも同じ様に1条でネット張を行っています。
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