ゴーヤの苗を植え付けたので支柱ネットを張ります。昨年キュウリで使用実績のあるキュウリネットと支柱を使い1条で張ります。
今週の日曜に苗を数株植え付けました。残りの苗は生育を診ながらこれから植え付けるので、植え付け日の前に朝の見回り1時間でネット張りを行いました。
昨年キュウリで実績のあるキュウリネットが価格が安いのでこれを使用します。
5月12日, 支柱は鋼管、間はイボ竹
ゴーヤは1条で植え付けます。その為支柱ネットも1列で張りますが、今回は全長6メートル位になります。
支柱構造関連
両端の支柱は19φの鋼管を使用し支線で引っ張っても曲がらない様に強度を保ちます。
中間の支柱は2.1mのイボ竹を使います。この支柱は間に2本立てましたがこれだけでは畝に直角の方向に揺れる為、横揺れ防止に篠竹を挿して三角形のトラス構造で補強します。
上段の梁として、篠竹を3本連結して両側の鋼管ポールと中間のイボ竹に固定します。
支線を張る
両サイドの鋼管は高さ約1.8メートルの高さに畝の外側に支線を張ります。
鋼管から半径60㎝位離れた位置で45度方向に支線を引っ張ると鋼管は外側に傾き易いので、この支線を張り出す前に、2本の鋼管の間の上端に篠竹を梁として縛り付けてから行いました。梁があることに因り外側への引っ張り負荷に対して鋼管が反らずに支線を張ることが出来ます。
梁として、鋼管を使えば丈夫ですが、重さが重いのでやめて代わりに長さ2.4m位の篠竹3本を繋いで上端の梁として使用します。この梁には次にキュウリネットに通したマイカ線を固定してネットを張り付けます。
支線には梱包用のビニール平巻テープを使います。
地面への固定にはビニールトンネルで使用する”への字杭”を地中に差し込んで固定します。
梱包用平テープは安くて丈夫で使い勝手があるので使用しますが、張る時に平巻きのまま引き出すと風に当たり易くなり更に揺れて異音を発するので、平テープの巻軸の方向に引っ張って捩りながら引き出す事により、”こより”の様にねじれるので風の抵抗を受け難くなり丈夫になります。
写真は完成図。
キュウリネットを張る
キュウリネットは上下端が分かり易いように緑色のネットになって紐で結わいてあるので、その紐は解かないで作業を進めます。
終端のマイカ線を仮留め
上下に張るマイカ線の終端は、これからの作業で基準点になるので上下段とも鋼管ポールに結わいて仮固定しておき、最後に強く張ってキュウリネットの網目の菱形を整えます。
マイカ線を上下の緑色のネットに通す
ここではまだ緑色のネットを結わいてある紐はそのままで解かずに作業します。
上段のマイカ線の始端側をキュウリネットの上側の緑色のネットの束に通した状態で、始端を始端側の鋼管ポールの上側、高さ約1.8メートルにしっかり固定します。
この状態でキュウリネットは上段のマイカ線のみで宙ブラリンになっています。
次に下側の緑色のネットにマイカ線を通す前に、キュウリネットの裏表を確認し張り出し順方向を合わせます。
宙ぶらりんになったキュウリネットの端を終端ポール側に少し引っ張ってネットが捩れずに綺麗に広がる様にキュウリネットの裏表を確認してから下段のマイカ線を緑色のネットの束に通します。通したマイカ線の始端は、始端の鋼管ポールの地際でしっかりと固定します。
緑色のネットを結わいてある紐を解く
キュウリネットは上下段のマイカ線でフリーで動く状態になりました。
ここで、上下の緑色ネットを結わいてある紐を解きます。すると下の写真の様にキュウリネットを綺麗に広げることが出来るようになります。
ネット端の鋼管ポールへ固定方法
キュウリネットの端は10㎝位の余剰な紐が付くようにカットされています。
この余剰紐を鋼管ポールにグルっと1回転して、下の写真の様にネット網目の交点に縛り付けます。
キュウリネットを終端側まで引っ張り長さを合わせてネットをカット
終端の鋼管ポールまで引っ張ったネットはネットのひし形が緩くたるむ位の状態で鋼管ポールに沿って網目を切っていきます。この時ネットの終端処理に使用する余剰紐を残すように網目の結び目の中間でネットを切っていきます。
ゴーヤの植え付け前にネット張が完了です。
キュウリネットの終端処理
キュウリネットの終端も始点と同様にネットが鋼管ポールを一周してから、カット時に作った余剰紐でネットの網目交点へ縛りつけて固定します。
下の写真は、キュウリネットの終端側の端末処理を行った状態です。
上下段のマイカ線を次の作業で強く張りますが、その際キュウリネットは縦方向に引っ張られてその結果、水平方向の長さが短縮してしまうので、この状況では未だネットは緩く張られています。
上段のマイカ線を強く張り鋼管ポールに固定
キュウリネットの開始点と終端点は鋼管ポールに固定できましたが、キュウリネットの緑色ネットに通したマイカ線はまだ緩く張られたままです。
ここまでは写真のように、キュウリネットの網目も歪んだ状態で張られた状態ですので、これをしっかりと固定していきます。
上段の終端側の鋼管パイプに仮留めしてあるマイカ線をいったん解き、終端側に強く引っ張り直してマイカ線の弛みの無いように強く張り鋼管ポールにしっかりと縛り付け固定します
ネット上端を梁に紐で固定
梁として上段に固定してある篠竹に、上段のマイカ線を平テープで縛り付けていきます。
キュウリネットのひし形が左右方向に均等な間隔で配置されるように張り加減を調整しながら固定します。
写真は、上段のマイカ線固定の作業中です。下段のマイカ線を固定
下段マイカ線は、支柱として建てたイボ竹へ地際で紐で縛り付けて固定します。
イボ竹とイボ竹の間は、U字杭やマルチ固定用杭でマイカ線を挟んで地面に打ち込み固定します。
地際のネットが風で揺れてしまうと、蔓でつかまっているゴーヤの苗も一緒に揺られて地面から株が抜けてしまうのでしっかり地面に打ち込みます。
写真の様に、杭でマイカ線を挟んでから地中に打ち込みます。
キュウリネットの網目が正方形に綺麗に並ぶように張ることが出来ました。
下段のマイカ線が地中に打ち込まれているのが分かります。
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