発芽した育苗トレーの保管場所に困り始めて、トレー台を作り始めて先週はペンキ塗りまで終りました。今週はトレーの保温を考慮してプラ段ボールを敷いてビニールトンネルを追加しました。ビニールトンネルは開閉できるようにしました。
この時期の苗の発芽と成長には温度が重要だという事がスタイロフォームで作った保温庫などを体験をして少しづつ分かってきたので、発芽した育苗トレーの保管場所を兼ねてビニールハウスの中にトレー台を作っています。
今回は、
- 地面に黒マルチを敷く
- 保温効果を兼ねてプラ段を敷く
- 保温材に落ち葉を入れる
- 台から垂れ幕を垂らして保温機能を上げる
- トンネルアーチを追加する
の作業です。なるべくコストを掛けない方法で組み立てました。
黒マルチを敷く、保温材として落ち葉を入れる
育苗トレー台を設置する場所は、1か月前まで水菜、ワサビ菜を植えていたハウス内の畝です。それらの跡地は平に均しましたが土はフカフカで柔らかい畝です。
トレー台の下部の地温を上げたいので使い古しの9515マルチを重ねて敷きました。穴が開いているので重ねて穴を閉鎖したいですがうまく塞がりませんでした。
また、保温効果を持たせたいと思うので落ち葉を集めて台の下に配置しました。効果はどれほどか分かりませんが、試してみます。
プラ段をトレー台の上に敷く
トレー台は角材で作ったので育苗トレーを置いた時にトレー周囲の空気はスカスカで、台の下の保温空気のぬくもりは逃げてしまいます。そこで台の骨組の上に板を張ることも検討しましたが、散水の耐水性の事や台を使わない保管時にバラすことを考えると板張りでは作業性が悪いです。プラスチック製の段ボール(プラ段)が板よりも安くて作業性が良いのでこれを敷くことにしました。
プラ段のカット、折り曲げ作業
カットはカッターナイフで簡単に切れますし、折り曲げも台の枠木に当てて角材で簡単に加工できます。プラ段は3x6サイズなので90㎝幅をそのまま生かして長手方向を2分してトレー台の幅にカットしたものを3.5枚作りました。プラ段は2枚使いました。
両端を折り曲げて強度を増やしました。折り曲げ寸法がきっちり過ぎて折り曲げ部分を挿入したらしっかり固定されました。 つなぎ目はハウスの天井補強テープで接続しました。
垂れ幕を張る
トレー台周囲の垂れ幕は穴無しのビニールマルチを枠周囲に張りました。この垂れ幕でトレー台の下に暖かい空気を滞留させて落ち葉に保温させようという計画です。黒マルチの固定方法は、写真を撮りませんでしたが2mのイボ竹をトレー台の枠木にナイロンクリップでネジ留め固定してあり、この水平に取り付けられたイボ竹に黒マルチをパッカーで押さえつけて張りました。
写真はトレー台の四方に張り付けた黒ビニールマルチの様子です。既に台の上にはトンネルアーチにビニールが掛けてあります。
トンネルアーチにビニールを掛ける
台の枠木にはトンネルのアーチが差し込まれています。アーチの上側は梁用のイボ竹を通して固定してあります。
アーチのハウス壁側は、垂れ幕を固定したイボ竹にパッカーで固定してあります。
開閉は右側から行いますが、ビニールの端には青いダンポールをパッカーで固定してありトンネルの開閉時のビニルのバタつきを軽減するようにしました。開ける時は青いダンポールを持って開け、締める時は赤いビニール紐をダンポールに取り付けてあるのでこれを引っ張ってビニールを閉じます。
保温性能はどれほどあるか不明ですが、大変廉価なトレー台を作ることが出来ました。
育苗トレーも発芽した枚数が増えてくると、家のベランダに置いた保温庫には入りきりませんのでこのトレー台は活躍してくれると思います。
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