1月の寒さで凍った播種済のプラグトレー培土でもスタイロフォームで作った保温庫で発芽出来たことで、真冬でも発芽出来る広い保温庫が欲しくなりました。丁度、育苗トレーの運用数が昨年から増えて育苗場所にも困って来たので、プラグトレーを多数並べられ、ビニールトンネル付きの保温も出来て、ビニールハウス内で運用する育苗台を作ってみます。材料は間柱材で木工製作しました。
仕様思案
私の家庭菜園で使う育苗のプラグトレーは畑を始めたころ数枚でしたが、近頃少し増えて20枚位になりました。プラグトレーで苗が発芽するとビニールハウス内ではその置き場所が無くなってくることや作業で苗を踏んでしまう事もありました。
一方、ビニールハウスの地面に128穴プラグトレーを直接並べて置くという案にも一理ありました。
それは、ほうれん草で経験したことですが地面に置くと水持ちがとても良い、地面の土が予め湿っているので散水した以上の水分がトレーを包み込んでいる感じがしました。
更に土に多少の肥料を振り混和した上にトレーを置くと根っこが伸びて栄養を吸い上げて苗の根の成長が良かったことでした、しかしこの根張りの効果は苗を適切な時期に定植しないと最悪の根の苗になってしまいます。
対策として、種まき後のプラグトレイを地面直置きではなく並べて1元管理しやすい台に並べる形態にするのが事故が起こらなくて済みそうです。
なぜ育苗台を脚立に乗せたのか
しかし育苗台にプラグトレーを並べても地面に直置きでは、以下のような課題も有りました。
- 作業で膝や腰の曲げ伸ばすので重労働になり腰痛持ちの私には良くありませんでした。
- 早春の種まき時期は地表温度が低いので発芽し難いこと、直置きで発芽しなかったトレーもありました。加温器が有れば良いですが持っていないので加温できません。
そこで育苗台を脚立に乗せて浮かせるのがよさそう、
- 地面より温度の上昇が見込まれる地上1m位に設置、保温効果と陽当たりを確保
- 育苗台の上に密閉した空間を作り保温と換気を簡単に手を作業できる環境を作確保
- 育苗作業が楽に出来る高さの育苗台にして腰痛軽減を図る。
という事で、プラグトレーを並べる育苗台を脚立に乗せることにしました。
材料を購入 2月27日
材料はホームセンターで見たところ、一番安いと思われる間柱材を使いました。
寸法は27mm厚さx105mm幅x3m長さの大きさで5本セットでJPY1,880でした。
間柱材とは
日本で家を建てる際に壁を作る為に水平の貫板を取り付けて内装の板を貼りますが、この木材は、柱と柱の間に間柱材を縦に立てて貫板の強度補強するために使うものだそうです。間柱材の105mm幅が壁の厚さ成分に相当します。
2x4(two by four)のSPF材よりも随分安いので即決でこれに決まりました。本来は壁の中に隠れて見えないところに使われる材料なので丸太原木の表面ギリギリまで製材してあるので2x4材のような綺麗さはありません。木の丸太表面のザラザラ面が付いている部分もあります。
育苗トレイの搭載枚数ははっきりしませんが間柱材3mの長さでおおよそ十分な枚数のトレーが置けそうです。
加工
手引き鋸で3メートルの間柱材を縦引きで2分する
100Vの重い発電機を現場の畑まで持って行き電動丸鋸で材料のカットを行う予定でした。
ところが電動丸鋸を繋いでスイッチONしたらエンジンが止まってしまい電動丸鋸は使えませんでした。
7A容量の発電機に11A消費する電動丸鋸ではどうにも、叶いませんでした。
やむを得ないので、手引きの鋸を使って幅105mmの材料を2等分に縦引きしました。
この2本はプラグトレーを並べた時の下に配置する角材 27mm x 50mmになるように2本作ります。3メートルを手引きで鋸り掛けをするのは汗、汗・・でした。
写真は間柱の幅105mmを半分の幅に手引き鋸で切っていることろです。
手引き鋸で、間柱材を縦引きして2本に切る
組み立て
いざ、ネジで組み立てようとしたら、充電式のインパクトドライバーを持参するのを忘れていることに気づき、ネジ締めが出来なくなってしまいました。
しかし、たまたま車に積んであった100V の電動ドリルを発電機につないでみると、こちらは発電機の電流容量も問題なく動作しました。これでネジ締めビットを付けてネジ締めをすることが出来たので助かりました。という事で持参した発電機が役に立ちました。
中央の細い角材が手引き鋸で2等分した3メートルの角材です。それ以外は全て105mm幅です。5本セットの間柱材は2メートル位の長さで一本余りました。
苗作りが終わったらこの台はバラして保管できるように45ミリと65ミリのネジで組み立てました。
組み立ててみた
ペンキ塗り
育苗時に散水すると水が掛かり濡れるのでペンキを塗りました。
別件で木工用のサイクロン掃除機を作り、それに塗ったペンキの余りがあったのでそれを使いました。しかい余り物なので途中でペンキが足りなくなり御覧の様に脇2面と底面が塗れませんでした。本日の作業はここまでです。
下のライムグリーン色の脚立は昨年作りました。
ゴマの収穫時に、この脚立を並べて上に単管パイプを渡して収穫したゴマを立てかけて乾燥させるために作りました。足の開き角度で高さ調整が出来ます。
ペンキを塗って脚に乗せた。途中でペンキが足りなくなった
アーチパイプ用の穴を開ける、ペンキ追加塗り 2月28日
昨日ペンキ不足で濡れなかったところを塗りました。少し色が違いますがほとんど分かりません。
畑で使う11φのトンネルアーチのパイプを挿せるように、両側の枠材に12ミリの穴を空けましたが、アーチパイプの先端が太く肉盛りしてあり開けた穴にはアーチパイプが入りません。もう一度太いドリルで穴径を広げトンネルアーチパイプが挿さる様にしました。
本日2日めの出来高
使用する時のイメージ写真を撮りました。
保温用のビニルの垂れ幕や、育苗台のトレイ下敷き(床材)などはこれから検討します。
アーチパイプを5本挿せるように枠材に穴を開けました。
プラグトレーは10枚並べることが出来ました。
今週は並べたプラグトレーの保温を考慮してプラスチック段ボールを敷き、上部にビニールトンネルを追加します。ビニールトンネルは開閉できるようにしました。ビニールハウス内に設置して発芽と育苗の保温効果を向上したいです。3月7日
製作意図
僅かでも保温を施せば1月の寒さの中で凍ってしまった播種後のトレー培土でも発芽できる事をスタイロフォームで作った保温庫(←今年2月の投稿)での発芽で体験して感激でした。それで、素人ながら勘所が少し分かってきたような感じになってしまったが、思いあがらないように指導! 糠喜びしない様に注意!.. ですな。
さて、種蒔きした育苗プラグトレイ発芽とその保管場所を兼ねてビニールハウスの中で運用できる育苗台を先週から作っています。
本日、1週間経過した3日めは、
- 地面に黒マルチを敷く
- 保温効果を狙ってプラ段を敷く
- 保温材に育苗台の下に落ち葉を入れる
- 育苗台から垂れ幕を垂らして保温機能を上げる
- トンネルアーチを追加する
の作業です。なるべくコストを掛けない方法で組み立てました。
注釈)プラ段: プラスチック段ボールの略称。ポリプロピレン(PP)で作った段ボールのような構造の素材。水にぬれてもふやけないで型崩れしない、中空構造なので丈夫だが紫外線に弱い。
黒マルチを敷く、保温材として落ち葉を入れる
育苗トレーを乗せる脚立を設置する場所は、1か月前まで水菜、ワサビ菜を植えていたハウス内の畝です。それらの跡地は平に均しましたが土はフカフカで柔らかい畝です。
育苗台の下部の地温を上げたいので使い古した9515マルチを重ねて敷きました。これは日光を遮断するので除草効果も狙いました。
マルチには穴が開いているので重ねて穴を閉鎖したいのですがうまく塞がりませんでした。
また、保温効果を持たせたいので落ち葉を集めて台の下に配置しました。効果はどれほどか分かりませんが、試してみます。
ビニルマルチで地温上昇、防草効果。落ち葉で保温効果を狙う
プラ段をトレー台の上に敷く
育苗台は角材で作ったので育苗トレーを置いた時に、それらの床材は一切ありません。
トレー周囲の空気は全くのフリーエアーで、育苗台の下を保温しても暖かい空気は逃げてしまいます。
そこで育苗台の骨組の上に板で床板を張ることも検討しましたが、水やりの耐水性の事や育苗台を使わない保管時にバラすことを考えると板張りでは作業性が悪いです。
プラスチック製の段ボール素材(プラ段)が板よりも安くて作業性が良いのでこれを敷くことにしました。
プラ段は床材としての機能的な強度は無いのでトレーの取り扱いは注意が必要です。
プラ段のカット、折り曲げ作業
カットするにはカッターナイフで簡単に切れますし、折り曲げも台の枠木に当てて角材で簡単に加工できます。
プラ段は3尺x6尺サイズなので90cmの幅をそのまま生かして長手方向を2分して、育苗台の短辺幅にカットしたものを3.5枚作りました。これで育苗台全長3mに張ります。プラ段は2枚使いました。
プラ段の端の折り曲げ加工
プラ段を敷いた状態
両端を折り曲げて強度を増やしました。折り曲げ寸法がきっちり過ぎて折り曲げ部分を挿入したらしっかり固定されました。 つなぎ目はハウスの天井補強テープで接続しました。
このプラ段は床材としての強度は無いのでプラグトレーの保持はその下の角材で行います。トレーを乗せるときは注意が必要です。
育苗台の床材としてプラ段を張った
垂れ幕を張る
育苗台周囲の垂れ幕は穴無しのビニールマルチを枠周囲に張りました。この垂れ幕で育苗台の下に暖かい空気を滞留させて落ち葉に保温させようという魂胆です。
黒マルチの固定方法は写真を撮り忘れました。
畝に挿して使う2m長のイボ竹を育苗台の枠木にナイロンクリップ押さえてネジ留め固定しました。
この水平に取り付けられたイボ竹に、ビニルトンネルを押さえるパッカーで黒マルチを押さえつけて張りました。
写真は育苗台の四方に張り付けた黒ビニールマルチの様子です。既に台の上にはトンネルアーチにビニールが掛けてあります。
下部の垂れ幕と上部のトンネルパイプを設置してみた
トンネルアーチにビニールを掛ける
写真では、育苗台の枠木にはトンネルのアーチが差し込まれています。
アーチの上側は梁用のイボ竹を通して固定してトンネルの強度を上げました。
トンネルアーチの奥のハウス妻面側は、垂れ幕を固定したイボ竹にパッカーで固定してありますが、こちら側の見える端面はまだ装着してありません。
このトンネルの開閉は写真の右側から行います。張ってあるビニールの下端は青いダンポールを専用の細いパッカーで固定してありトンネルの開閉時のビニルのバタつきを軽減するようにしました。
トンネルを開ける時は青いダンポールを持って開放し、締める時は青いダンポールに縛り付けてある赤いビニール紐を引っ張って奥に開放したトンネルビニールを閉じるようにしました。
完成してビニルトンネルを被せている途中
完成
保温性能はどれほどあるのか不明ですが、大変廉価は育苗台を設置することが出来ました。
今年はこれから暖かくなるので、実際に保温効果が有るのかどうか分かるのは来年の冬の種まき時期でしょう。
苗の生育に役立つことと、それからもう苗を踏みつけてしまうことが無くなることを期待しています。
家庭菜園といえども、育苗トレーも発芽した枚数が増えてきて、家のベランダに置いた保温庫には入りきりませんのでこのトレー台は活躍してくれることを期待したいと思います。
ご覧いただきましてありがとうございました。










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