今年は、昨年と違う方法で苗作りをしようと考えて、セルトレイに種を蒔いてみました。あまり調子が良くありません。苗が消滅しています。
発芽時は、調子よく緑の苗が顔をだしてくれたのですが4月中旬ごろから調子がよくありません。
4月27日, 苗数 減少
下仁田ネギ。全穴に種を蒔いて発芽は良好でしたが、4月中旬頃から苗数が消滅して減ってしまった。種は昨年の6月に自家採種した種を使用。
3割位の苗が消滅(#1)。
発芽時はほぼ100%発芽していた苗が、4月に入り減少してきました。
全滅に近いトレイ(#5)。
#5,6のトレイは、減少数が多く、ほぼ全滅に近いです。
苗の消滅に関して
発芽後の水撒きは基本的に、毎朝ハウスの窓を開ける作業の後に散水作業を行いました。
振り返ると、3月は朝の見回り時に培土が乾いていたことはありませんでしたが、4月に入ると朝の見回り時にトレイ培土が乾いていることが数回有りました。
それまでハウスの窓の開け量が全開の4割程度と少なかった為、日中のハウス内の温度が高温になりすぎて萎れてしまったと考えられます。
4月に入り外気温が25℃を超える日も数日ありこのような時はハウス内は40℃を超えたものと思われます。
夕方、ビニールハウスの窓を閉めましたが培土の乾きは毎日は確認していなかったことも敗因の一つです。
4月中旬からは夜間温度も10℃を下回らなくなったので夜間もビニールハウスの窓は閉めずに管理しています。
#5トレイの悪化理由
#5,6のセルトレイの苗の減少率が他のトレイに比べて大きい理由として、温度に対して苗の貧弱さが影響していると考えています。
種蒔き前に一斉に水浸した種ですが、トレイ#1~#3は水浸後4日目で最初に発芽した種を蒔いてあります。
しかし、#5,6のトレイはそれらより2~3日ほど遅れて水浸後発根した種を蒔いてあります。同一条件で水浸して発根日数に3日の違いが発生するのは、種の熟成度が悪かった種と考えられます。
その理由として、自家採種したネギ坊主は複数個ありその内の一つはネギ坊主をもぎ取る時の成熟度や乾燥度合が他のネギ坊主に比べて遅かったものがありました。採取後に乾燥した種はほかの種と一緒にして保管したので、水浸後それらの種の発芽が遅くなったのではないかと考えます。
この数量減を発見してからは、ハウスの窓は7割程度まで開けて、外気を十分に取り入れられるように変更して温度上昇を抑えました。
それ以降は苗数の減少は起きていません。
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