【ハクサイ】 冬のハクサイもまたヤラレそう、春の二の舞はしたくないぞ

2019年10月31日木曜日

ハクサイ

春のハクサイは、内部に灰色に変色した葉っぱの層が有るものがあったが当時原因が分かりませんでした。その後、その症状は”芯ぐされ”だったであろうと推定しました。原因は窒素過多とそれに伴うカルシウム吸収不足。冬ハクサイは春とは違う畑ですが、外葉の黄褐色の変色と腐敗が始まったものを見つけました。Oh,デンジャラス、春の二の舞にならないように!!


10月24日 葉っぱが結球してきた

雨にもマケズ、風邪にもマケズ。頑張っています、ヨカッタ、ヨカッタ、冬ハクサイ。
やっと結球してきたので収穫が待ち遠し。
10月24日 結球開始

10月31日 やられそう、、、軟腐病か、尻腐病か?

外葉が黄褐色に変色し腐りかけているハクサイを一つ見つけました。場所は畝の中でも少し低くなっていたエリアでした、そのため台風19号の雨水の抜けが悪かった場所のように思います。
症状からネットで調べてみると、----
軟腐病か尻腐病の症状の写真に似ています。
軟腐病は結球期に土の中の病原菌が葉の傷口などから侵入し発症するそうです。地面に接した部分などから褐色に変化し軟化腐敗してくるとの表記があります。腐敗部は異臭がするとある。 ----
この株の植付場所がちょうど低く落ち込んでいた、台風の風雨の雨水の抜けが悪く多湿であった、風雨で外葉が破れかけるほど痛めつけられた後に腐りかけたのか、と因果関係の想定は容易だが・・・。
<今回の症状>
AとBの写真は同じハクサイ。
Aは葉っぱが萎れて外葉の生育の勢いは無い。外葉が内部の葉に密着して褐色に変色している。茶褐色に腐敗しかけた点は軟腐病のような色合いですが、軟腐病は異臭があるとのことですが今回は異臭はありませんでした。
10月31日 (A) 軟腐病に似た様相の外葉
はAを半分にカットした状態。カット面に手袋の土が付着しているが土が無ければそこは普通のハクサイの色でした。中の黄白色の若い葉も浸水したかのように変色している。株のお尻の根の切り口は中心部分が裂け始めています。
10月31日 (B) 2分割してみた

直ぐ隣に似たような症状のハクサイ

他に悪化した症状のハクサイは有るかと探してみると直ぐ隣に、外葉が褐色に変色しかかったものがありました。今回は異常なものはこれを含む2株だけでした。
写真CとDは同じハクサイです。 

Cは根を切り取った切り口には茶褐色に変色した穴が開いているのが見えます。根の外周も茶褐色に変色しています。
10月31日 (C) 2株め 根っこに穴あき
DはCを2分割したもの。写真右側の黄白色の葉が白い葉との境目で水浸したように腐敗しかかっています。このまま放置していたらCの写真の根の中央部の穴が内部まで割れて侵入していき、Bの写真のように穴が裂けて開いてしまうかもしれません。
10月31日 (D)2株め、2分割
AとBの症状が更に進んでしまい腐敗部から異臭がしてくれば軟腐病と判断できると思うのですが、発見時はまだ異臭はしていませんでした。
またCとDの根っこの切り口が腐り始めている。これらの状況から軟腐病か尻腐病の症状に似ているようです。素人には病名の断定が難しい。
いずれの病名にしても、それらをNETで調べると発生要因は土壌伝染性細菌(軟腐病)か糸状菌カビ(尻腐病)に由来しているようです。それらは土中に潜み、多湿状況、雨の跳ね上がりなどで近づいた葉っぱに感染し僅かの傷口から内部に侵入していくと記されています。

防除したいのですが・・

早めの防除を行いたいので、手持ちにあるダコニール1000を散布しようと思います。
ダコニール1000は収穫7日前まで使用可能で、ハクサイにはベト病、黒斑病などに効果あり、他の種目でうどん粉病、炭疽病などの腐敗系に効果ありと表記があるので、1000倍希釈で土壌散布(潅水ほど多量ではない)、葉茎散布の両方で施用しました。発症ハクサイの植え付けてあった跡の土壌にたっぷり散布して浸み込ませ、近隣ハクサイは外葉に注目して土に近いところまで散布しておきました。ハクサイ全域にも土壌表面、外葉にも十分散布しました。効果が得られることを祈って。
これ以上被害が拡がりませぬように(願)。


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